6×11判カメラ?
本来は6.5×11cmサイズらしいのですが、116フィルムが廃判になってしまったので、ちょいと小細工して120フィルムを流用してみました。
ZEISS IKONのBOX-TENGORです
120フィルムのスプール両端に4mm程度のスぺーサーを貼り付け
フィルムガイドの両端にマスキングをして幅を狭くしました
シャッターは、単速とバルブのみ。絞りは、F11、F16、F22の切り替え。ピントも2-4m、4-10m、10-∞mの切り替えが可能です。
で、撮れたのがこんな感じ
下の写真は、1/30秒では暗かったので2回シャッターを切っています
ずいぶん鮮明でしょう。
でもここまで撮るのにかなりの試行錯誤が・・・。
シャッター速度は単速ですが、1/30秒程度と見極めるのに何度も空シャッターを切って、他のBOXカメラと見比べたり、
初めに書いたようにサイズ違いのフィルムを流用するための改造をしたり、裏紙のコマNO.とフィルムの送り長さが合わなくてコマの端を重ね撮りしたとか・・・
そもそも計算上、120フィルム1本で6ショットしか撮れないので、撮る前にしっかり見ておけば良かったのですが・・・。
赤窓に見える数字は、6×4.5判の16枚撮り用だったのですよ。
だから送り方としては、2.5→5→7.5→10→12.5→15 とやればよかったのですね。
高いフィルムと現像代ですから、そんなに色々と試すわけにもいかないのですけれど、こんなにいいかげんでもそれなりに撮れてしまうところが、また面白いのですよ。
ずいぶん縦横比が大きいので、もっと広いのかと期待していたのですが、画角は35mm判換算で、40~50mm相当です。
しかしBOXカメラと言えどもさすがにZEISS IKON製。このGOERZ FRONTARというレンズ、良いですね。1930年代の物だそうです。
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