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以前ジャンクかごから拾ってきたレンズです。一応、分解清掃して綺麗になっています。カカクコムで気になる書き込みがあったので、久しぶりに使ってみました。
今日は雨降りなので、傘を差して自宅周りを撮影しました。以下、K10D+FA28-70mmF4ALで撮影、すべて焦点距離70mm位置です。
絞りF4では中央のピントぴったり位置でもふわりとソフトです。
接写用のチューブを挟んで、倍率を上げるとしっかりすると言うことなので、試してみました。チューブ長さはケンコーの20mmを挟んでみました。確かにピント位置が明確になりますが、シャープさが増したわけではなさそうです。被写界深度が浅くなったために前後のぼけ量が大きく合焦位置がはっきりわかると言うことのようです。ただし、レンズを前に出した分は露出倍数が掛かってくるので、実質的なF値は大きくなっているので、その効果もあるかも知れません。
ペンタックスのレンズは面白いと言うことで、*istDSを購入してから随分たくさんのレンズを買い集めましたが、本当に面白いレンズが色々とあって楽しめますね。
ソフトフォーカスレンズを色々と持っています。キヤノン135mmF2.8、ペンタックス28mmF2.8と85mmF2.8、それからニコンの「ふわっとソフト」、ちょっと呼び方が異なりますが、ニコンのDC105mmやDC135mmもソフト効果のあるレンズですね。私はちゃんとした光学理論や写真技術を習ったわけではないので、どうしてこのようにソフト効果が出せるのか良くわかりません。レンズの前に付けてソフト効果を出すフィルターでは、表面にぷつぷつ模様が見えるので、なんとなく”もやもや”っと写りそうな感じがしますし、ストッキングをレンズにかぶせてしまう方法なども直接的ですので理解しやすいのですが、初めからレンズに仕込まれているのはどうなっているのでしょう???・・・・・・・。
とりあえず中身がわからなくても使うことはできるので、色々と触って効果の度合いをそれなりに体感することで良しとしましょう。庭のウチワサボテンの花が綺麗に咲いていたので、レンズを何本か持ち出して、ちょっと撮り比べてみました。
EF135mmF2.8の場合は、ソフト効果を切り替えるリングがあり、「レベル0-1-2」と切り替えられます。しかしソフトレベル2にしていても、絞りをF5.6程度まで絞り込んでしまうと、ほとんどソフト効果は得られません。それから、レベルを切り替えると最短撮影距離が変化して撮影倍率も変わってしまいます。ニコンのDCレンズと同じような感じです。
EOS20D+EF135mmF2.8ソフト(レベル2)絞り開放
EOS20D+EF135mmF2.8ソフト(レベル1)絞り開放
EOS20D+EF135mmF2.8ソフト(レベル0)絞り開放
ペンタックスのソフトレンズは絞り開放でソフト効果が最大で、絞り込んでいくと効果が薄れます。F5.6ではほとんど効果がないようですね。
とりあえずニコンのソフトレンズとして「ふわっとソフト」を比較用に貼り付けておきます。このレンズのソフト効果はペンタックスの感じと良く似ていますが、絞りが固定なので変化させることは出来ません。手作りでドーナツ状の外絞りをつける方法があるそうですが、面倒くさいですよね。
ニコンのDC105mmとDC135mmについては、また次の機会に比べてみましょう。
おもしろレンズ工房の「ぐぐっとマクロ」「ふわっとソフト」の使い方を良く理解するため、順番に構成レンズを組み替えてみました。レンズの配置がわかるように中身のレンズ群を取り出して、鏡筒のどこに位置しているかわかるようにしておきます。
「ぐぐっとマクロ」(120mm F4.5)の場合(無限遠可能)
「もっとぐぐっとマクロ」(120mm F4.5)の場合(近接専用)
「ふわっとソフト」(90mm F4.8)の場合(無限遠可能)
「ふわっとソフト」(90mm F4.8?)のマクロ位置の場合(近接専用)
たぶんここまでが普通に使える範囲かなと思うのです。ところが、さらにレンズを裏返して組み付けることが出来るので、なんだか変なことになってきます。
「ふわっとソフト」(90mm??? F4.8???)裏返し(近接専用)
「ふわっとソフト」(???)裏返しマクロ位置の場合(近接専用)
マクロの”おおぼけ”写真ばかりになってしまいましたね。
ところで、レンズの組み合わせはまだあるのですよ。でも無限遠より遠くにピントがあるとか、マクロっぽいのに倍率が低いとか、余り使えそうにないのです。
とても色々な組み合わせができるので、まだ使い方がよく解っていないのが、このレンズです。左奥は、外筒(後筒)、前列の左端は内筒(前筒)です。この2つの筒がカムで繋がれてピント合わせをします。
次に光学系ですが、前列中央がレンズの後群?その隣はレンズの前群?です。レンズの前群/後群は結合できますし、前後を裏返しにも出来ます。また、内筒(前筒)の後ろ側に取り付けた場合と、前側に取り付けた場合でピントが合う範囲が代わります。接写用のチューブと同じように前にレンズを付ければより近距にピントが合うようになり、撮影倍率が高まります。でも、組み合わせによっては、ピントがどこにも合わない状況もあります。
とりあえず、撮影例を貼り付けておきます。普通に全部を組み付けると。
D200+「ぐぐっとマクロ」(120mm F4.5)・・・1/3倍
前群+後群レンズを前筒の前側に付け替えると、さらに近接用になり倍率が高まります。
D200+「もっとぐぐっとマクロ」(120mm F4.5)・・・1/1.4倍
次にレンズの後群を外すと、収差が発生してぼんやり写ります。
D200+「ふわっとソフト」(90mm F4.8)倍率高めかな?
これも、レンズを前側につけると近接用になって倍率が上がります。マクロより倍率が高いですね。
D200+「ふわっとソフト」(90mm F4.8)もっと倍率アップ
無限遠が出せるソフトレンズにするには、本当はレンズを裏返しにする必要があるようです。
ということで、まだ十分使い方が解っていないのがこのレンズです。
頑固でまじめな堅物と言う印象があるニコンですが、こんなに面白いレンズを世の中に出したことがあるのです。デジタル時代なのですからもっと柔軟な発想で、次なる”変てこレンズ”を売り出しても良いと思うのですがねぇ・・・・。
私の記憶では、「クモの目は単眼が8個」だったと思います。ところが、かの宮沢賢治さんの本の中で、「八つの目をぎらぎらさせて・・・」と書かれたものと、「六つの目をぎらぎらさせて・・・」と書かれたもが有ったように思います。「山猫学校の・・・」だったか?「山熊学校の・・・」だったか?、あるいは「クモとナメクジとタヌキの・・・」だったか?、とにかくそんな題名の童話で、なんども書き直されていたはずです。
自分が撮ったクモの写真を見直してみたのですが、ちょっと見ただけでは8個に見えるものと、6個に見えるものがいるようです。それに4個に見えるものもいたりしますね。面白いので、もっとたくさんクモのアップ写真を撮りたくなりました。
質問がありましたので、少し書いておきます。
随分前ですが、「ニコンにしかない、変わったレンズ、面白いレンズ、素敵なレンズは?」と、「カカクコム」で質問したら、帰ってきた返事の中に「おもしろレンズ工房」と言うものがありました。私の好きな「レンズ遊び」に通ずる感じで、興味を惹かれましたが、その頃は販売しているお店が見つかりませんでした。それが最近、中古市場に出回ってきたので思い出して買ってみたのです。写真のような3本セットです。真ん中の「ぐぐっとマクロ」は「ふわっとソフト」にも変身します。
左から、「どどっと400」「ぐぐっとマクロ」「ぎょぎょっと20」
まず今日は、「どどっと400」の組み立て方を書いておきます。
収納時は短くて軽い。しかも安い。これで写りがいい加減なら”ただのおもちゃ”なのだけれど、しっかり写ってしまうところが、さすがに”ニコン純正”。
デジタルの1.5倍画角で使えば真ん中のおいしいところだけで使える。600mmF8(絞り固定)の超望遠レンズとして、まじめに写真が撮れます。
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