レンズベビー2.0
久しぶりにレンズベビーを取り出しました。 画面下の丸い孔空きのプレートは絞りです。開放はF2.0、このプレートの孔の大きさがF2.8-4.0-5.6-8.0と言う具合に小さくなっています。レンズの中に見えるのは、F4.0の絞りプレートです。取り付けはレンズの中にマグネットが仕掛けてあり、プレートを放り込むだけで適切な位置に固定できます。但し1枚づつしか入らないので、絞りを変える時は前のプレートを取り出す必要があります。取り出し用に爪楊枝のような専用器具が付いています。
ペンタックスマウントをアダプターでEOS40Dへ組みつけています。
さて使い方ですが、絞り優先撮影になります(もしかするとニコンD50では、マニュアルモードしか使えなかったかも?)。絞りプレートは、その場の明るさやぼかし具合を考えながら(結局は好みですが)、あらかじめレンズにセットしておきます。
フリーにしておくと、60~70cmの距離にピントが合っているようですが、自重で少し下向きになっているようです。実際に撮影する時はファインダーを見ながら、伸縮させたり曲げてやったりして、どんな見え方になっているか確認しながら、好みの位置・角度にしてシャッターを切ります。ファインダーで見えていた通りに写るかどうかは、カメラによりますね。デジタルならば何度か撮りなおして、好みのぼかし加減を探ればよいです。
ここで作例を、と言いたいのですが、自慢できるような写真が撮れていません。はっきり言ってこのレンズを使いこなすのはとても難しいのです。たぶんセンスの問題です。どこを主題にするのか?どこをぼかしてやるのか?そのぼかし具合も色々と出来てしまってまとまらない。うっかり曲げすぎると、どこにも鮮明な部分がない。ぼけぼけでも、雰囲気がよければ作品としての評価は出来ますが、私にはそのセンスが無いようなんです。
ということで、参考にはならないでしょうが、ただ撮っただけのを数枚貼り付けておきます。手持ち撮影で、絞りはすべてF4です。
本当は、三脚に据えて、しっかり主題を捕まえて、どの程度に曲げてやると雰囲気が良くなるのかを、色々と試してやらないといけないと思うのですが、根気がありません。
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