ミラーレンズ
大昔、知り合いがミラーレンズを持って来て、「これで500mmだよ」と言われ、その軽さに驚いたことがありました。その後、鳥撮りをするようになってから何度も手を出しそうになったのですが、これまで縁がありませんでした。500mm程度の焦点域のレンズはもう手に入れていたので、今更F8とかF11とかの暗いレンズは要らないと言う事だったのです。
このレンズですが、”Tアダプター”でどのカメラにも付けられるということと、800mmという焦点距離が決め手でした。また、例の”ドーナツぼけ”が試してみたい気持ちもあって、つい「ポッチ」と・・・。
しかし、使ってみると、解像感がなく描写は甘いし、ピント合わせはファインダーの良いK10DやEOS40Dならなんとかなりますが、他のカメラではかなり厳しいです。マニュアルフォーカスのF8ですから仕方ないのですけれどね。
それでも、ペンタックスのボデー内手振れ補正は対応してくれるので、なんとか手持ち撮影が出来ます。フィールドスコープではちょっと一脚が欲しくなりますが、このレンズの軽さなら持っていられます。(ぶれ止めには一脚が有った方が有利なんですがね。)
下の写真はすべて、レタッチでシャープネスをかなり高めています。そうしないと、ソフトレンズのようでしたから。
背景に点光源があって、ピント面からちょっと外れていればすぐにドーナツになるのに、中々”ドーナツぼけ”が出来ません。雨降りでは屋根のあるところから撮れるものしかないのです。ですから白く光るものがないのですよ。今度晴れている時に再度挑戦してみよう。
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