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フィルムのデジタルデータ化については、業者に頼んでしまえば簡単なんでしょうが、一律にスキャニングしてCDに焼いてもらっても、データが小さく粗悪で後から修正も出来ないとか、なんだか好みの色とは違うとか・・・、という理由で自分でスキャニングすることが多いのですが。
前の記事で110フィルムがうまくスキャナーで読み込めないと書きましたが、ネット検索で調べてみると意外と多くの方たちが苦心されているようですね。
専用スキャナーではなくフラットヘッドスキャナーにどうやってフィルムを固定するか?から始まって、フィルムの認識がうまくいかないとか・・・。
そんな記事を読んでいたら、私のスキャナーでもやれそうな方法があることに気付きました。詳細モードを色々と触ってみたら、やれるモードが見つかったのです。
フィルムのスキャンですから当然透過光ですが、その透過窓全部を表示させて、そこからフィルムのコマを1枚1枚トリミング指定してスキャンする方法でした。フィルムの固定は35mmフィルムのガイドに片側だけひっかけておけばほぼ大丈夫でした。
しかし、いつもなら自動で12枚連続なので、その間は機械に任せてパソコンから離れていたのですが、1枚ずつの作業ではそうもいきません。面倒臭いのでした。
それならば、画面全部を一度にスキャンして、 後から各コマを分割すれば良いのですが・・・・・・
それはそれで、データが大きくなりすぎて虚弱CPUでは、取扱いができなくなる恐れがあるのでした。それに、各コマごとの適正スキャンが出来ないので、後のレタッチ補正が大変になります。
さてこの1枚1枚の方法で、前回の110フィルムに再挑戦。
もしかしたら、連続読み取り可能な35mmフィルムの場合も、実は1枚1枚やった方がきれいに仕上がるのかも知れません。
でもこれだけ時間がかかってしまっては、どうにもうんざりですね。やっぱりお店に頼もうかな?
先頃、110フィルムのおもちゃカメラを持った方を見かけまして、私も久しぶりに使ってみようと思ったのですが・・・。
実は110フィルムは、もう生産終了!なんだそうですね。今は、在庫のみを販売しているらしいです。ですからお店の店頭には、なかったりします。
仕方なく、手元に残っていたフィルムを詰めて撮影してみました。
期限切れなので、まともに写っているかわからなかったので、プリントはせずにフィルム現像だけしてもらいました。
ところが今度は、スキャナーが110フィルムに対応していないので、読み込ませるのにかなり苦労しました。
ISO100フィルムで露出は屋外の晴天時用の設定です。ですから日蔭とか曇天では苦しいです。
ちゃんとしたレンズのカメラを使えばもっと鮮明に写せるはずですが、おもちゃカメラですからこんなところです。
110フィルムは、撮像面積が普通の35mm判の1/4程度なので、ちょうどフォーサーズカメラと同じくらいなんです。
元々がポケットに入る大きさにして携帯性を高めるためと言うことなんですが、同程度の大きさでも近頃のコンデジの方がはるかに鮮明に写りますね。
でも、在庫を見つけてしまいましたので、少し分けてもらいました。
110フィルムは貴重品になっちゃったので、これからは大事に使わなくては・・・と考えていると、また期限切れに・・・。
オオヨシキリが鳴いていました。姿は見えなかったのですが、一応声だけでも撮っておこうと、コンデジの動画機能で試してみました。
こんな張り付け方でも再生できるのかな?
このカメラにもう一度フィルムを入れてみました。前回と同じフィルムを入れましたが、巻き上げ巻き戻しをゆっくりと行ってみました。
初めのうちはうまく行っていたようですが、10ショット辺りから巻き上げがきつくなりました。
前回と同じような擦り傷(変色痕)が出ていました。どうやら、巻き上げか?巻き戻し?時に強く摩擦されることによって発熱し、感光材が変質(化学変化)してしまうようです。
コンパクトなボディに無理やりフィルムを詰め込んで、しかも安上がりなガイド構造でお茶を濁したフィルム給送機構ですから、途中からフィルムが急激な湾曲に悲鳴を上げたという感じに思えます。
やっぱり、「おまけで配った」おもちゃカメラなんですね。せっかくこんなにコンパクトに作ってあるのに。
特に問題なく使えました。
12枚撮りフィルムならなんとかごまかせたのかも???
惜しいですね。
今時のコンデジと同じ程度でワイシャツの胸ポケットにも入ります。でも35mm判フィルムのカメラです。
28mmのワイドレンズで、3:2の普通の写真と5:2のパノラマ写真が撮れます。途中でも切り替え可能。
絞りもシャッター速度も固定、もちろんピントもパンフォーカス。ですから電池は要りません。必要があれば、外付けストロボが付けられます。
しかし、はっきり言っておもちゃカメラです。たぶん色々なイベントなどで「景品」として配られたものでしょう。
ちょっと強く触ると、裏ぶたは変形して光漏れしそうだし、フィルムの巻き上げもがたがたしてちゃんと送れないし、フィルムの抑え板が無く、裏ぶた自体に成形されたガイドリブとこすれるため、擦り傷がいっぱい付きます。
まともな写真を撮りたいなら、絶対使ってはいけないカメラですよ。
とか言いながら、まともに写らなくても構わない私としては、フィルムを入れてしまいました。(雨降りでやること無かったのでね)
ISO200のフィルムです
あんなへなちょこレンズでよくこれだけ写りますね!?
距離:1.5~2mくらいがピントの中心のようですね。次回使うときは、そんな距離の物を主題に使ってみましょう。
しかし、この擦り傷何とか止められないものかしら???
もっとゆっくり巻き上げ・巻き戻しすればいいのかな???
今時のコンデジと比べると反応が遅く、液晶画面も小さくて暗いし、しかも粗いのでピントが合っているのかよくわからないのですが、一応使えますよ。
8.3mmF2.8の単焦点レンズで、デジタルズームのみ。(換算35mmかな?)
感度はISO200固定。1/1.7型ハニカムCCD、200万画素。
それから、絞りもF2.8とF9.8の2段階しかないけれど、NDフィルターではなく、開口径が変わるので、それなりに楽しめます。
手動巻き上げで、マニュアルフォーカスで、絞りやシャッター速度を一々ダイヤル操作して設定して撮影する、昔のカメラなんですが。
ニコンに限らずこの頃のカメラは、下の記事で書いたフィルムコンパクト、特にAFになってからのフィルムのコンパクトカメラに比べたら、ずいぶん安心して使える気がします。
と言うか、「自分で写真を撮っている」という感覚がはっきりしていると言った方がよいのかな?
特に一眼レフはピント合わせが自分の目ですから、ピンボケでも文句が言えないところが、そういう感覚にさせるのですかねぇ?
以下、NewFM2で撮影(レンズは50mmF1.4と35mmF2なか?)
撮れた写真の面白さということでは、レンジファインダーやコンパクトフィルムカメラでも、現像すると意外な写真が撮れていたりして、それはそれで面白いと思うのですが・・・。
コンパクトカメラのAF・AE化が進んで、誰でも簡単に写真が撮れるようになったために、逆に写真を撮る・カメラを操るという楽しさが感じられなくなってしまったような気がします。単なる記録のための道具になった(それも重要な機能だけれど)。
だから、うまく撮れなければ、それはカメラのせいになって(事実どこにピントが合ったか良く分からないAF機構)、どんどん魅力を失ってしまったのでしょうね。
そこへ行くと、タイトルのマニュアル一眼レフカメラたちは、いまだにその存在感を保って、単なる記録のための機械になってしまってはいませんよ。
外装は傷だらけ、高価なリチウム電池がないと動きません。これもバラして、レンズだけを使うつもりでした。
ところが、電池を入れてみると、完動品でした。クオーツデートもストロボも、AFもオートワインダもちゃんと動きそうです。
40mmF2.8と70mmF4.9の切り替え式(ズームとは呼ばないのかな?)。
40mm時は前玉だけで、70mm時は前面部が前に繰り出されると、横から振り子式に後玉が加わります。(後で、気が付いたのですが、この後玉って1眼レフで使うリヤテレコンと同じなんですね。ピント合わせはそのままに、焦点距離だけが延ばせるのですよ。)
どちらもレンズはきれいでした。それでは一応フィルムを入れてみようということになって、撮ってみました。
一緒に持って行った、A35 Dateluxは40mmF2.8
40mm側は同程度のスペックなのにちょっとコントラストが違いました。
見た目は同じレンズのように見えるのですが、逆光ではフレアーの差が出ましたね。フィルター付けていたからな?フードが要るのかしら?
順光では、さほど目立たないのですがね。
やっぱり、設計が新しいこのカメラ:Autoboy TELEの方がきれいに写るようです。
困りましたね。
こんなプラスティックボディの電子仕掛けのカメラをコレクション?として残しておいてもなぁ?でも写りが良いから、分解するのも、もったいない。
もうフィルムのコンパクトカメラでは、コンパクトとは呼べないほど大きくて重いので、普段使いには持って出かけられません。
やっぱり、箱詰めしてお倉入りさせておこうかな?
フィルム時代、コンパクトタイプ?のカメラは、ほとんど持っていませんでした。
MF時代のレンジファインダーカメラは、分類的にはコンパクトカメラに入るのかも知れませんが、フィルムの巻き上げやピント合わせは手動でしたし、金属ボディでしたから一眼レフカメラと大差ない大きさと重さでした。
1980年代、プラスティックボディで、本当にびっくりするほどコンパクトに作られたカメラがたくさん出回ったのですが、私は魅力を感じなかったので、全く購入しないで過ぎてしまいました。私の父親の場合は逆で、AF・AE・ストロボ内蔵・オートワインダーのコンパクトを4~5台購入したはずですが、どれも次々と壊れてしまいました。
ところで最近デジタルになって、本当にコンパクトなカメラが増えましたよね。画質も使い勝手も良く、昔のコンパクトカメラなど問題にならないほど魅力的です。
初期のコンデジでは、バッテリーの持ちが悪くて予備を何本も持って出かけたり、記録メディアも高価だったので、撮影途中で不要画像の消去をしていたりとか、なかなか面倒でした。
しかし、デジタルの技術進歩はとても速いですから、あっという間に改良されて、モデルチェンジしたり、新製品が発売されたりして、どんどん良いものが出てきます。
困りますよね。
もう買うまいと、何度も思うのですが・・・・・・。
世の中に売っている数も多いのですが、私の場合、それを購入して現時点で所有している数が多いのです。
どれも、なかなか壊れないし、それぞれ良いところがあるし、使った時の思い出があるわけです。収納場所もそれほど要らない?ですからね。
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