スローなカメラ
デジタルカメラの性能を云々すると、どうしてもその速さとか正確さとか解像度の高さとかが評価基準になって、鮮明な画像を素早く確実に撮影できること(写真機に求められる基本ですから当然なんですが)が、すべてのようなことになってしまうのですが・・・。
実際には、もっとあいまいなぼんやりした写真の世界があって、ピンボケ、露出不良、ぶれまくりな写真が、作品として面白かったりします。
それと同じノリなんですが、もっとアナログでマニュアル操作が必要なスローなカメラがこれからも必要な気がします。
省エネ方向としては、毎回不要なごみが出るフィルムカメラに戻るわけではなく、デジタルカメラなんですが、マニュアルフォーカスレンズしかないとか、露出計をOFFして目測で撮っちゃうとか、一々液晶画面で撮影結果を確認することができないとか・・・。
現在のデジタル1眼カメラでも、設定をすればそのような使い方は出来ますが、初めからスローになっていて設定が変えられないとか、機能が少ない分軽いとか小さいとか安いとか、そんなカメラがあっても売れるような気がしますね。
で、振り返ってみると、エプソンのR-D1シリーズなどはこれを具体化した一例なんですね(安くも軽くもないですが)。
一々巻き上げレバーを操作してシャッターチャージして、シャッターボタンを押す。1枚1回ごとに、巻き上げレバーを操作するのは面倒なんですが、カメラが勝手に撮っているのではなく自ら撮っていると言う充実感がありますね。
出来ればそこに加えて、バッテリーもいらないとか、巻き上げ操作で充電出来るとかにすればもっと省エネカメラになって、新しい顧客層も獲得できような気がします。
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ジュピター35/2.8
びっくりしますねぇ
こんなに撮れたら
日本のレンズ屋
まっさおでしょう
さっそく私もやってみます
投稿: 牛鳴 | 2009年6月18日 (木) 15時23分
牛鳴さん、どうも。
ロシア製のジュピター12 35mmF2.8ですが、レンズの後玉がすごく飛び出していて、しかも直径が大きく、うっかりするとシャッター幕と干渉する恐れがあるレンズです。
実はベッサやイコンでは1~3mくらいの距離でしか使えず、がっかりだったのですが、
運よくR-D1sでは、ぎりぎり無限遠まで使えたのです。
シャッター前の空間がちょっとだけ広く作ってあるのですね。
それで今度は、マイクロフォーサーズはどうかと期待したのですが、全くだめでした。
R-D1sで使うと、全般にフレアーっぽく明るく写ります。
運が良ければ鮮明さを損なわずに全体がふわ~っと明るく写りますね。
それで、以前から疑問だったのですが、こんなに撮像面まで近づいているテレセントリック性のなさそうなレンズなのに、どうして周辺減光しないのかな?
と。
本当はフィルムのフルサイズで使ってみれば案外周辺減光するのかも知れないのですが・・・。
投稿: シャンプーハット | 2009年6月18日 (木) 16時53分
そうでしたか
ミノルタCLEでは無限は出るものの露出が合いませんでした。
使い道なさそうとおもっていたんですがEPSONでは使えそうですねぇ
なにしろあの形の玉は面白いですからねぇ。
おなじ28mmの方は問題なくつかえるんですがねぇ。
投稿: 牛鳴 | 2009年6月19日 (金) 08時15分