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2009年9月 4日 (金)

PETRI V6

惜しいです。

もうちょっとで、使えそうなのに!                     P9032435_1

名前だけは聞いたことのある「ペトリ カメラ」です、ジャンクかごに入っていました。P9032436_1

フィルムの巻き上げも、シャッターも動かず、フィルム室も汚れた感じなのに、外観だけは綺麗なカメラでした。

以前、コーワSETRがうまく動くようになったので、これも一つ試してみようというところでした。

持って帰って、外せそうなねじを一通り外して(一部固着したネジはドリルで削り落しましたが)ふたを開け、中のメカを触っていると、なんとなくシャッター幕が動くようになりました。

横走りシャッターの布幕が老朽化してシワになり、中で引っかかっているようでした。

それでもとりあえず幕が動くと、フィルムの巻き上げも出来るようになりました。でもまだ、ミラーが動きません。

そこでミラーの連動メカを触っていると、シャッターがまた動かなくなりました。何とも厄介なメカですね。

フィルムの巻き上げをすると、前後シャッター幕が巻き上げられシャッターチャージされるところまでは行くのですが、同時にセットされるはずのトリガーが待機位置まで移動しないため、シャッターボタンが押せない状態になります。

強引に内部のメカを手で回してトリガーを待機状態にしてやると、シャッターは動作して、先幕は開く・・・、が、後幕が閉じない。

それとは別に、ミラーのアップダウンのメカが、シャッターメカと連動するはずなのに、どこかで連動が途切れているようで、宙ぶらりんの状態で止まってしまいます。

どうやら、連動させているはずのコイルバネが切れてしまったようです。しかもこのコイルバネは巻き上げレバーの操作でチャージされて、ミラーの動作用の動力になっているようです。

とても厄介な部品が破損しているようです。素人では、これ以上は修理できません、断念しました。

そこで、本体はだめでもレンズだけは何とか使えないだろうかと、分解清掃してみました。P9032438_1

こちらは、簡単に分解できたのですが、絞り羽根にべっとり油が回っていて、全く開閉動作をしません。油取りが大変でした。

何とか掃除を終わり、一応試し撮り。手であてがって近接専用で使ってみました。

D700+petri55mmF2  絞り開放                       Dbb_6870_1

絞りF4                                    Dbb_6872_1

EOS5D+petri55mmF2  絞り開放                Img_4511_1

D700+petri55mmF2  絞り開放                Dbb_6876_1

絞りF4                                   Dbb_6885_1 

K20D+petri55mmF2  絞り開放               K20d4964_1 K20d4978_1 K20d4980_1

こんなにしっかり写るレンズなんですね。

こうなると、本体が動かないことが、返す返す惜しいですね。

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