学研の付録
pompoko55 さんのブログを見たら、どうしても試したくなりました。
以前、学研の「大人の科学」の付録で「ピンホールカメラ」が出た時はそれほど欲しいとは思わなかったのですが、今回(といっても昨年の11月)に出た「二眼レフ」はかなりのものらしく、前々から気になっていたのです。
以前は品切れ状態でしたが今回本屋さんに行ってみると、3月発行の「第3刷」が奥の方に積まれていました。なんとなく売れ残り状態にも見えましたが・・・。
ネット検索した記事では、他の方たちは約1時間で組み立てたとありましたが、私の場合「ここは、どうなっている?」「あそこがこうだから、次はこうでなければ」「ほっほ~、なるほどこうなっているのか!」などなどと、余計な詮索をしながらでしたので、結局2時間弱の組み立て時間がかかりました。
挙句の果てに、うっかり反射ミラーに触ってしまって指紋がべったり(なんとなくごまかして撮影には支障は無さそうですが)などという失敗もありました。
このカメラ、以前の記事のおもちゃカメラ”bbf”と同じノリのプラレンズ、プラボディーなんですが、ちょっと違うところがありました。
実は、「ファインダー」でピント合わせが出来る!のです。
”bbf”は目測で距離を決め、ピントリングの目盛りを合わせるのですが、この「学研の付録」はピントスクリーンに写った画像の鮮明具合を見てピントを合わせるのです(”bbf”のファインダーは、ピントスクリーンは無く、ただ構図を合わせるだけのものです)。
「本物の二眼レフ」と同じなんですね!
とは言っても、フィルム1コマと同じ大きさの画面を30~40cmの距離から見てピントの確認をする作業は老眼には辛い物がありまして、しかもレンズ自体の性能もあやふやな結像をするので、事前のトレーニングが必要でした。
具体的には、巻き尺とルーペを用意して撮影距離ごとにルーペで確認して、ピントリングに距離目盛りを付けたのです。
実際の撮影時は、ファインダーでピント合わせをするわけですが、概ねの目測と距離目盛が一致すれば、元々パンフォーカスのレンズですから大きく外れることは無く、安心ですからね。
さて撮影と思いましたが、あいにく雨模様、雨がやっと止んでもまだ曇りの状態。
どうしようか迷いましたが、たぶん絞りF11?シャッター速度1/125秒?程度ですから、ISO400のネガフィルムを詰め込んで、試し撮りを始めました。
最短距離50cm辺りの描写は、画面中心にしっかりピントがきますね。おもカメらしい周辺減光もしっかり出ます。
中距離も目測で十分ピントが来ます。と言ってもやはり中央部だけですが・・・。
でも、画面中央しかピントは来ないから、普通に使う時はほとんど気にならない曲がり方かな?
ネガフィルムで使う分には露出の読み具合もそこそこで良いので、案外使えるカメラです。
結構色も出るようなので、天気が良くなったらISO100のリバーサルで試してみようかな??
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シャンプーハットさんこんにちは
実は以前、
http://shu-i.com/
の記事を参考に、ボーグの望遠鏡用ヘリコイドとM42ボディキャップに穴を空けたものとM42マウントのアダプタとを組み合わせて凸レンズ1枚のものをいろいろ作りました。(ですが、使いこなせませんでした...)
シャンプーハットさんの作例を見ていたら学研のカメラが欲しくなりました。
投稿: Mino | 2010年4月 6日 (火) 15時50分
Minoさん、どうも。
ご紹介の記事は、私もずいぶん前に見た記憶があります。
「世の中、上には上がいるなぁ~!知識も、経験も、また実行力も!」と感心した記憶があります。
ボーグのヘリコイドは、私もM42タイプを2種類持っていますので、またM42の延長チューブも何本か手許にありますから、「単玉レンズ遊び」はいつでもやれるのですが、今は「封印」状態です。
本当に限が無くなりますからね。それに、M42を使うと広角レンズ(焦点距離の短いもの)は使いにくくなりますのでね。
ところで、学研の付録=2,500円でずいぶん楽しめますよ。書物のの方も、それなりに楽しめるものでしたしね。
投稿: シャンプーハット | 2010年4月 6日 (火) 19時07分