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2010年9月19日 (日)

ペンタックス KM

0.5Kのジャンク品でした。                     Dscn1190

外観は錆がいっぱいで、ミラーは上がりっぱなし。中を覗くとモルトプレーンがぽろぽろとこぼれ落ちてきて、さらにシャッター幕にも何やら白い粉が張りついたようでした。「これは無理かな?」と思いながら、巻き上げレバーを操作すると異常に重い。どこかで水没したような個体ですよ。でも、シャッターボタンを押すと、ミラーこそ動かないものの幕自体は走りました。

Dscn1195

「そうか!以前直したSPFと同じ症状だな!運が良ければ直せるし、Kマウントのマニュアル機は持っていないから、動かなくても1台コレクションに入れておこう」と言う感じで持ち帰りました。

錆が出ている軍艦部は、それなりの古さ加減に見えるところまでコンパウンドで磨きました(磨き過ぎると、オリジナルの雰囲気が無くなるかも知れないので軽くです)。内部の粉っぽいところを刷毛やらブロアーで掃除して、上がりっぱなしのミラーをちょいと裏技で調整すると、「中古並品(ちょい難有り)」程度に回復しました。

Dscn1192

Dscn1191

ダミーフィルムを入れて巻き上げや巻き戻し、シャッター速度の具合を見ていると、巻き上げが少し重いこと以外は、なんだか快調に動くようになりました。

それではと、電池を入れてレンズを付けて見ると、なんと!露出計が動くではないですか!

これは、使ってみなければいけません。手許にあるペンタックスのマニュアルレンズを数本見つくろって出かけました。

急に思い立って出かけたので、お供のデジカメを忘れまして、KMの露出計のまま撮影をすることになりました。

その時思い出しました。SPFの露出計は1~2段狂っていたのです。このKMも、動いてはいるものの信用は出来ません。露出計がとんでもない数値を示せば諦めて帰るのですが、なんとなくそれらしいところになっているので、腹をくくって撮影開始です。

105mmF2.8                           Scnkm0003_1

Scnkm0007_1

Scnkm0015_1

70-210mmF4                             Scnkm0009_1

Scnkm0010_1

Scnkm0012_1

45-125mmF4                             Scnkm0008_1

Scnkm0004_1

Scnkm0002_1

上に記載したレンズなんですが、本当のところ、どれがどれだったか忘れました。

帰宅してからニコンのD700と比べると、約1段オーバー目の露出計の表示でした。ファインダーが汚れているとか、光センサー自体も劣化して暗く測光するのでしょうね。

フィルムで撮影結果を見る限りでは、少しオーバー気味ですが、ネガフィルムなら問題ない範囲です。シャッター速度や絞り羽のばらつきだってあるので、カメラの癖と考えてちょっと配慮してやれば良い程度ですね。以前のSPFより安定している気がします。

他にも不具合が出てくるかもしれませんが、所詮遊びで使うのですから、こんなカメラでも楽しめるのです。

次回は、リバーサルフィルムを入れて見たいと思うのですが、不安ですからデジカメを忘れずに連れて行きましょう。

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