黄色いフィルター 2
ウェスターに付いていた黄色いフィルターを白黒フィルムで使ってみました。
左がフィルター無し、右がフィルター有り。フィルターの効果絶大と言いたいところなんですが、露出加減の差のようです。左は少しオーバー目になっているようです。
ケンコーの解説では、Yフィルターによる露出倍数は1段ということでしたから、この黄色いフィルターも1段変えてやらなければいけません。ところが、詰め込んだフィルムがISO400でしたので、このような晴天では、最高速1/200秒のシャッターではほとんど最小絞りのF22になってしまいました。
本当なら、絞りを操作するよりシャッター速度を変えて露出倍数を合わせるべきだったかも知れませんが、ウェスターのシャッターがどれほど正確に1段分を変えられるか信用できないところもあり、安定して切り替えられる絞り羽根の方を動かしました。
撮影条件の正確さは高くは無いですが、それなりに黄色いフィルターの効果を感じますね。雲と空のコントラストが高まりますし、暗部がフレアー気味になってしまうところも少し改善されたように感じます。
どうやら白黒フィルムでは、フィルター有りの方が空はすっきり写るようですね。
暗部のフレアーは、フィルターではなく絞りすぎによる回折現象の方が効いているのかも?知れません。
その辺りは宿題として、また次の機会に試してみましょう。
« あら?フィフ? 4 | トップページ | ミノルタ AF25 »
「フィルムカメラ」カテゴリの記事
- ノクトンクラシック40mmのシングルコートの続き(2020.06.02)
- 久しぶりにフィルムのカメラで(2020.04.23)
- 久しぶりのLC-Wide(2017.03.20)
- Cビオゴン35mmF2.8ZM の続きの続き(2016.12.27)
- キヤノンDemiの再来(2016.12.25)
「WESTER6」カテゴリの記事
- エンサインとウェスター(2016.05.03)
- 期限切れフィルム その4(2013.03.13)
- 白黒フィルムで(2011.07.31)
- 6×6 の続き(2011.07.23)
- 黄色いフィルター 2(2010.09.13)
「120フィルムカメラ」カテゴリの記事
- マミヤ250mmF6.3(2018.08.04)
- パラメンダーParamender(2016.12.15)
- 3台目のリコーフレック(2016.11.30)
- 久しぶりにDianaF+(2016.07.31)
- スーパーセミイコンタ530 その2(2016.05.25)
こんにちは
懐かしいですねぇ。
当時はY1,Y2,の他にオレンジまで必携でしたねぇ。
それにモデル撮影の時はグリーンも。
当時のフィルターはかぶせが多かったですねぇ。
いまでも捨てずに残っています。
そう、インフラの時のレッドも。
もう使い道がなくなりましたが、こうして再現されると懐かしく思い出します。
投稿: 牛鳴 | 2010年9月13日 (月) 07時31分
インフラ?
調べて見ると、赤外写真のことですね。
それで、デジタルでも白黒写真の表現に変化を与える目的で、赤いフィルターや黄色いフィルターを使っているらしいことが判りました。
自分の記憶のために、勝手にアドレスを貼り付けておきます。
http://saito.shiftweb.net/infrared/infrared.html
投稿: シャンプーハット | 2010年9月13日 (月) 13時31分
デジカメでも特殊フィルターで疑似赤外線写真が撮れそうでPRO1D R-72なぞというフィルターが出ているようですねぇ。
レンズ遊びに忙しくてそれどころじやありませんが。
白黒ではモデル撮影会で顔の色が明るく写るという黄緑色のフィルターを使いました。
当時はY1+Y2=?露出倍数は加算されるのに効果はY2のままなんて話を友達とよくやってました。
投稿: 牛鳴 | 2010年9月13日 (月) 17時04分
牛鳴さんの豊富な経験談は、さすがですね。
私のように長い間ただシャッターを切っていただけの者では、フィルターはレンズ保護の意味だけでしたからね。
今になって、新しい知識として勉強することになります。
投稿: シャンプーハット | 2010年9月14日 (火) 23時06分