オリンパス OM-1
電池が無くても、フィルムさえ入れればフルマニュアル撮影が可能な金属カメラ、オリンパスOM-1。
ちょっと前は、中古品でも中々高価な値段がついていて買えなかったOM-1が、ジャンクかごにありました。2K
手にとって調べて見ると、セルフタイマーが破損、ファインダーはプリズムの腐食、ASA(ISO)設定ダイヤルがぐらぐら。裏ぶたを開けると、シャッター幕にもカビが生えたような感じ。
でも、フィルムの巻き上げやカウンターもちゃんと動きそうだし、シャッターもなんとなく動作しているし、巻き戻し操作も大丈夫そう。
「う~ん、これで露出計が生きていれば、普通に使えるのだけれど・・・?」とぼやきながら、とりあえず引き取ってきました。
外観の汚れをふき取り、裏ぶたを開けて内部を掃除してシャッター幕の様子を見ながら何回かシャッターを切っていると、低速シャッターが少し粘っている感じ。1/15秒以下はちょっと使えないかも?
更に、1/4秒以下に設定すると、巻き上げ完了前に勝手にシャッターレリーズしてしまうという症状が!・・・。
まあ、そんなこんなの不具合が有るのですが、とりあえずフィルムを詰めて見ました。
フィルムの巻き上げを慎重にやって、シャッター速度は1/30秒まで。
ISO100のネガフィルムでの撮影結果です。
使い始めて気付いたのですが、レリーズ時の衝撃の少なさと、とても静かなシャッター音は中々なものですよ、このカメラは。横走りシャッター幕のおかげですかね?
結局、何にも問題なく写ってしまいました。
もう十分わかっていることですが・・・、コンパクトな1眼レフシステムというOM-1のコンセプトでしたが、今のデジカメの方がもっとコンパクトになってしまいました。壊れたカメラを修理してまで使う理由が無いのかも知れません。
「昔買えなかったから」と言う懐古趣味で色々と中古あさりしてきましたが、もうフィルムカメラ自体の存在意義が無いのでしょうね。
そうは言っても私としては、今のうちにフィルムをたくさん仕入れて、「最後のあがき」で使ってやろうと思っていますがね。
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