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2011年1月18日 (火)

オリンパス OM-1

電池が無くても、フィルムさえ入れればフルマニュアル撮影が可能な金属カメラ、オリンパスOM-1。

ちょっと前は、中古品でも中々高価な値段がついていて買えなかったOM-1が、ジャンクかごにありました。2K

はっきり、ジャンク品です。                            Dscn1331

手にとって調べて見ると、セルフタイマーが破損、ファインダーはプリズムの腐食、ASA(ISO)設定ダイヤルがぐらぐら。裏ぶたを開けると、シャッター幕にもカビが生えたような感じ。                  Dscn1335

Dscn1334

でも、フィルムの巻き上げやカウンターもちゃんと動きそうだし、シャッターもなんとなく動作しているし、巻き戻し操作も大丈夫そう。             Dscn1332

Dscn1333

「う~ん、これで露出計が生きていれば、普通に使えるのだけれど・・・?」とぼやきながら、とりあえず引き取ってきました。

外観の汚れをふき取り、裏ぶたを開けて内部を掃除してシャッター幕の様子を見ながら何回かシャッターを切っていると、低速シャッターが少し粘っている感じ。1/15秒以下はちょっと使えないかも?

更に、1/4秒以下に設定すると、巻き上げ完了前に勝手にシャッターレリーズしてしまうという症状が!・・・。

まあ、そんなこんなの不具合が有るのですが、とりあえずフィルムを詰めて見ました。Dscn1337

露出決定は、外部露出計とデジカメで。               P1230396_1

フィルムの巻き上げを慎重にやって、シャッター速度は1/30秒まで。

ISO100のネガフィルムでの撮影結果です。

OM50mmF3.5マクロ                          Scnom10006_1

Scnom10008_1

コシナ100mmF3.5マクロ                      Scnom10015_1

OM50mmF1.8                               Scnom10017_1

OM35mmF2                                 Scnom10021_1

使い始めて気付いたのですが、レリーズ時の衝撃の少なさと、とても静かなシャッター音は中々なものですよ、このカメラは。横走りシャッター幕のおかげですかね?

OM28mmF3.5                              Scnom10024_1

Scnom10037_1

結局、何にも問題なく写ってしまいました。

一緒に持って出かけたG1とか                      P1230389_1

GF2とか                                        P1030441_1

GRD2とか                                   R6227670_1

もう十分わかっていることですが・・・、コンパクトな1眼レフシステムというOM-1のコンセプトでしたが、今のデジカメの方がもっとコンパクトになってしまいました。壊れたカメラを修理してまで使う理由が無いのかも知れません。

「昔買えなかったから」と言う懐古趣味で色々と中古あさりしてきましたが、もうフィルムカメラ自体の存在意義が無いのでしょうね。

そうは言っても私としては、今のうちにフィルムをたくさん仕入れて、「最後のあがき」で使ってやろうと思っていますがね。

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