STFの続き
このレンズは別格ですね。
背景ぼけが滑らかと言うだけでなく、とんでもなく鮮明に写りますよ。
レンズ自体を覗きこむと何だかうっすらとスモークが掛っているような暗い感じなんですが、いったいどうなっているのだろう?
他の135mmと比べてみました。
約2段絞りこんで
以下同じ順番で
キヤノンのLレンズが相手でも
絞りこんで
限が無いのでやめますが、ニコンやキャノンが悪いと言うことではないのですよ。
EVファインダーで、STFレンズの威力が増すような気がしますね。
« 2011年4月 | トップページ | 2011年6月 »
このレンズは別格ですね。
背景ぼけが滑らかと言うだけでなく、とんでもなく鮮明に写りますよ。
レンズ自体を覗きこむと何だかうっすらとスモークが掛っているような暗い感じなんですが、いったいどうなっているのだろう?
他の135mmと比べてみました。
約2段絞りこんで
以下同じ順番で
キヤノンのLレンズが相手でも
絞りこんで
限が無いのでやめますが、ニコンやキャノンが悪いと言うことではないのですよ。
EVファインダーで、STFレンズの威力が増すような気がしますね。
フィルムのおもちゃカメラの露出設定が、シャッター速度1/125秒の絞りF8とか、1/100秒のF11辺りに固定してありますが、ISO100のフィルムを入れると、晴天の屋外ではほとんどぴったりなんですよね。
しかもネガフィルムですと許容範囲が広くて、多少のオーバー露光でもうまく写ってしまいます。しかし、リバーサルフィルムでオーバー露光すとまるっきり画像情報が飛んでしまってフィルムが真っ白になるのですよ。
ところで、先日紹介したフルパノラマ撮影が出来る”HORIZON kompakt”なんですが、シャッター速度1/60秒、絞りF8の固定ですので、ISO100のフィルムを入れると日中屋外ではちょっと露出オーバーになるのですね。日陰になるところならちょうど良いぐらいなんでしょうが・・・。
解かってはいたのですが、リバーサルフィルムを使ってみました。
やっぱりこのカメラは、ネガフィルムにしておかないと。
ミノルタαレンズを物色していくと、変わったものに行き当たりました。ズームが電動になった「パワーズーム(オートズーム)」というタイプです。
ペンタックスにもあったらしいですが、私はこれまでお目にかかったことはありません。
それで、ミノルタのパワーズームの使い勝手と言うのか?感触と言うのか?・・・、それはもうひどい?ものでして・・・、
微妙なズーミングがやりにくいし、電源OFFにすると広角端まで自動で収納してしまうし、前回決めたズーム位置に戻すと言う操作もできないし、ただただバッテリーを無駄に消費しているだけで、いったい何のために電動化したのやら?というところなんです。
一応、パワーズームはON/OFFの切り替えは出来るのですが・・・
さらに、AF/MFの切り替えをズームレバーを前後にスライドさせてやるところまでは理解できるのですが、本来微調整したいMF操作まで電動ですから本末転倒に思えます。
ボディー側でAFをOFFに出来ますが、その時「手動でMFが出来ない」タイプのレンズがあります。まあ「手動のMFが出来る?」タイプもあるのですが・・・。
とにかく、変なことになっているのですよ、ミノルタαレンズは。
久しぶりにタクマーが、ジャンクかごにころがっていました。キャップが無いままでしたので、これは可哀想だと手にしてみると・・・、
タクマーの28mmはずっと以前に手に入れていましたが、これはちょっと雰囲気が異なっていました。とてもコンパクトで「もしかするとF値が異なっているのかな?」と思いながら引き取ってきました。
どうやら、同じ「スーパータクマー」を名乗っていても、旧タイプと新タイプがあるようですね。
後で物の本を読むと、6群7枚から7群7枚へとレンズ構成が変わったとのことでした。今回入手したジャンク品は、新タイプの方ですね、たぶん。
さて試し撮り
新タイプの方が、わずかに画角が広く湾曲歪みも大きいですが、全体にシャープな写りに見えますね。
後は適当に
どちらも、今時のデジタルカメラでも十分な写りをしますね。
超おんぼろカメラのFED2ですが、Lマウントなので取り付けられるレンズはたくさん持っています。
それで、連れ出す機会が多かったのですが、何だか変な写り方をすることがしばしばありました。
レンズのフレアーではなくて、カメラボディーのフィルムガイドとか圧板の反射のように思えますね。それから大した逆光では無い時にも出ていますよね。
「これは、思い切って内部反射対策を施さないとまずいなぁ?」と考えていたところ、シャッターが壊れました。シャッター速度が全くコントロール出来ないし、シャッター幕の走り方が異常です。
もっといたわって使ってやらねばいけなかったですかね・・・?
今度、暇な時にじっくり分解調整してやりましょう。・・・って、直せる自信はありませんけれど・・・。
スウィングレンズで、横方向で120°のパノラマ撮影ができます。
ファインダーもまた、撮影画角を反映するようにしっかり丸くなっています。
24mm×58mmの撮像サイズなので36枚撮りフィルムで22コマ撮れるようですが、うまくやれば23コマも可能なのかも・・・。
それで、このスウィングレンズと言うのが、魚眼レンズ的な写りと超広角レンズ的な写りの中間のような描写になるのです。
パンフォーカスの28mmF8のレンズが回転して、スリット上の撮影範囲がなめるようにフィルムを感光させていくわけです。
ですから短辺(スリット)に平行な線分は曲がらないのですが、長辺側はカメラの傾き加減や被写体の遠近の具合で、魚眼レンズ的に曲がるようです。
そうそう、このカメラ多重露光が出来るのですよ。上の写真はうっかり巻き上げを忘れたのですが、なにか面白い写真になりそうな気配はあります。
スキャナーのピントが甘い件はとりあえず忘れて、78コマのポジを読み込みました。しかも1コマ当たり約4600×3400=16Mピクセルのデータにしてしまいました。こんなに大きなデータにする必要は無かったですね、ピンボケなんだから。
でもまあ、折角だからたくさん貼り付けておきます。ついでにお供のデジカメ達の画も見比べながら。
いやはや、全く下らないことをしていますね。
それにしても、このキヤノンDemiは、掘り出し物でした。レンズもシャッターも分解して磨いた甲斐がありましたよ。
28mmF2.8ですが、このカメラのレンズは中々優秀ですね。
以前の記事のリコーオートハーフのパンフォーカスの固定焦点とは違って、目測ですがマニュアルでピント合わせができますからそれなりに解像感があります。
ところが、どうやら私のスキャナーのピントが甘いらしく、フィルムを見た印象ほど鮮明には読み込めていません。
初めは、「所詮ハーフサイズのカメラだから拡大してみるとこんなところなのかな?」と諦めていたのですが、どう見ても読み込みの悪さとしか思えないコマもあるので、試しにデジタル1眼レフのマクロ撮影でデジタル化してみました。
やっぱりフィルムには、こんなに鮮明に写っていたのです。
同じフィルムのコマを読み込んでいる(撮影している)だけですよ。これでは折角の高画素スキャナーが意味をなしません。かと言って、すべてのコマをKissX4で撮影していたら、手間がかかって困ります。
もしかすると、スキャナー側の設定で何とかなるのかも知れないので、後でよく調べてみないといけないですね。
外観はほこりまみれで、錆もありました。
裏ぶたを開けるとモルトプレーンが完全に崩れ去って、細かい粉状にフィルム室を覆っていました。
「これは、無理かな?」と思いながらも巻き上げレバーを操作すると気持ち良さそうに回ります。シャッターボタンを押すと、これまた軽快に切れました。しかもシャッター速度もダイヤル操作でなんとなく変化しています。
さて、レンズはどうかなとシャッター速度のダイヤルを回してバルブにすると、マニュアル操作で絞りが設定できるのですね。しかも、1/30秒らしいフラッシュ撮影モードでもマニュアル絞り操作が可能なようです。ちなみにレンズ自体はまずまず綺麗な方でしたね。
「安いからダメ元で、掃除するだけでも半日楽しめるからね。」と言うことで持ち帰りました。
たっぷりのアルコールで湿らせたティッシュペーパーとヘラでモルトプレーンをふき取り、外側の錆のひどいところはコンパウンドで軽く磨き、なんとなく「触ってもよいかな~」程度の見栄えにまで磨きました。
ここで、ふと見ると露出計の針が振れるようなんです。「あれ?さっきは動かなかったような?」・・・。改めて明かりに近づけてみると、勘違いではなくちゃんと露出計が動いているのでした。さびや劣化オイルで固着していた針が、掃除している間に緩んで動くようになったのかも知れませんね。
さて、モルトプレーンでフィルム室を適当に遮光して、試し撮りです。
ISO100のネガです。
ことも無く写ってしまいました。しかも、露出計の針はかなり正確でこのまま使えそうなんです。
でも、接触が悪いのかカメラの向きや手に持った具合で動いたり動かなかったりしますので、全く安心と言う訳にはいかないようですがね。
もう少し使いこんでみようと思います
以前から、どうもうまく使えないレンズがありました。ロシアのレンズで”JUPITER-12”:35mmF2.8のLマウントレンズなんです。
ライカLマウントですから、コシナのBESSAシリーズに取り付けることは出来るのですが、シャッター幕の手前で干渉し、無限遠までレンズが下がりません。
私が持っているカメラの中では、R-D1sだけが無限遠までピントが合わせられますが、APS-Cサイズのカメラなので本来の35mm画角では使えませんでした。
それで、これまで使用を諦めていた”BESSA”なんですが、今回使ってみることにしました。なぜかと言うと、もともと広角系のレンズですし、1m未満の近距離撮影は出来ないし、さらに絞ってしまえば被写界深度内にすべて入ってしまうのではないかと気づいたからなんです。
”BESSA R2A”に付けるとピントリングは1m~6m弱までしか合わせられないのですが、F5.6まで絞ると、ピント目盛り6m弱で3m~無限遠まで被写界深度がOKになってしまいます。
当然この時、後玉のガラス自体がシャッター幕手前のストッパーに当たってしまうのですが・・・。
で、撮れた写真です。
ほらね、湾曲ひずみも無いし周辺減光もなくて、かなりの描写ですよね。
最近のコメント