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焦点距離が特に短い魚眼レンズのピント合わせは、マニュアルフォーカスで十分出来ると思っていましたら、意外と難しいですね。
ペンタックスQの背面液晶で拡大表示させながらピント合わせしているのですが、
一生懸命合わせたつもりでも、等倍トリミングして見ると
気を取り直して、もう一度合わせ直した物は
でもリサイズ縮小してしまえば、それほどでもないのかな?
近距離の被写体ならかなりはっきりとピントの山がつかめるのですが、遠距離では厳しいですね。
無限遠のストッパーが無いので、どうも調子が悪いように思います。
無限遠と、パンフォーカスの目盛りの位置をしっかり覚えておけば良いのかも知れません。あるいは、セロテープで固定してしまうとか。
と、まあこんなレンズですよ。
Qは、小さな撮像素子ですから、35mm判換算焦点距離は5.5倍相当になるのです。
ですから、タムロンのSP180mmF3.5マクロが1000mm相当になるのですよ。
05 TOY LENS TELEPHOTO(18mmF8) にて
同じ位置からタムロンSP180mmF3.5マクロ にて
試しに、05の写真を10%までトリミング
ぴったりですね。
05 TOY LENS TELEPHOTO
タムロンSP180mmF3.5マクロ
もっと長いレンズも使ってみると
トキナー80-400mmF4.5-5.6
なんと、2200mm相当ですよ。
でもさすがにこれだけ長いと、手であてがう方法ではまともにピント合わせができませんし、シャッター速度も遅くなってぶれてしまいますね。
”MAMIYA”のロゴがあるだけで、モデル名が判りませんでしたが、レンズのスペック「セコール48mmF1.9」から辿ってみると、”35 METRA”という愛称がついたカメラだと判りました。
1958年発売らしいです。
外観は、かなりの傷みがあるのですが、巻き上げ巻き戻し、シャッターの切れ具合、ピントや絞りの調子は良さそうでしたので、フィルムを入れてみました。
一応露出計は生きていたのですが、表示が怪しいので他のデジカメと見比べながら使たのですが。
ちゃんと使えますね。露出計の方もあらかじめ感度設定を補正しておけば使えそうです。
それよりもこのカメラのシャッター音の小ささが驚きですね。レンズシャッターですから元々小さいのは当たり前なのでしょうが、ひときわ静かに感じるのですよ。
あとはファインダーの割れと曇りを何とかしたいところですが、手を出さない方が良さそうな感じです。
先月受診した人間ドックの結果が送られてきました。
「要精密検査」の項目として「眼科」の項目が!眼底の写真に「白点」があるとのこと。「これは大変!写真が撮れなくなったら困るぞ!」と言うことで急いで近所の眼科へ行きました。
結果は、悪性ではなくこのまま放置しても良いとのことでした。
ところで、この時の精密検査のことなんですが、瞳孔を開く目薬を点すのですよ。
看護師のお姉さんの説明です。
「点眼後30分程度で開ききりますからそこで診察します。その後3時間程度は開いたままになりますから、明るいところはまぶしいですよ。半日くらいは薬の効果が残りますから注意してください。」
全く説明通りの経過でしたが、面白かったですね。何が面白いのかと言うと、普段カメラレンズを色々と触っている者の感覚として、露出オーバーと背景ボケを自分の生身の眼球で体験出来たことなんです。
点眼後、段々と瞼が重くなるような感覚があって眼球の動きが鈍ってくるのですよ。瞳孔が開くだけでなく、ピント合わせの筋肉も麻痺して手ごろな距離(私の場合1m程度でした)にピントが固定された感じなんですね。
完全な露出オーバーで、目を開けていられませんでした。
目薬を点さなかった方は普通にこんな感じ
人間の眼の焦点距離とかF値とかはよくわかりませんが、開放絞りでピント距離1mの状態での描写を見ると、中央にピントが合っていても周辺はボケボケですから、眼球レンズの開放状態は非常に周辺描写が甘いのだなと感じました。
「収差補正なんてやっていないのだろうな」などと思ってみたり、絞れば良いのだと納得して見たり。まあ元々、乱視と老眼が混じった私の眼ですから、いいかげんな感想なんですがね。
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