シネDマウントレンズ色々 その4
昔の8mmカメラ用Dマウントレンズは、オール金属製なので気軽に分解整備をされていたようですね。
私がペンタックスQ用に手に入れたものの中にも、明らかに素人が分解したと思われる物が何本かありました。
外観やレンズガラスはそこそこ綺麗で、値段もそれなりに高価なのに、撮影して見ると全くピントがこないとか、もやもやの画像しか出てこないレンズなんです。
今回手に入れたレンズもそんなレンズでした。
とりあえずピントが合う位置を探して撮影。絞り開放です。
まるでソフトレンズのようですね。
少し絞ってみると
これで遠距離でもこのノリでピントが来れば、ソフトレンズとして使っても良いのですが、もやもやになってうまくピントがこないのですよ。
そこで、たぶん中のレンズのどれかがひっくり返っているのだろうと、分解して試してみました。
案の定、一番後ろのレンズをを裏返しにしてやると、開放でも
ちょっと絞ると
と言う具合で、普通になりました。
もちろん遠距離でもこの通り
普通になったら面白みが無くなったかも?
でも最短撮影距離が他の38mmより短いのがよいですね。
かなりアップにできます。
但し、このレンズに限りませんが昔のレンズは、絞りによるピントの移動だけは要注意なんですよ。特に近距離では、思いがけないほど動きますね。
このレンズの場合、絞りF4が一番カメラとのバランスが良く鮮明に写るようでしたので、初めからF4でピント合わせしてシャッターを切るのが良いようです。
« リコー DC-4 | トップページ | 2011年11月11日11時11分11秒 »
「Pentax Q」カテゴリの記事
- ペンタックス08 WIDE ZOOM(2014.01.31)
- DianaBabyの12mmレンズ その2(2013.11.13)
- ペンタックスQ+07レンズ(2013.09.01)
- 秋の気配(2013.08.30)
- 早朝の涼しい時間帯に(2013.08.19)
「(D)KINO-SANKYO 38mmF1.9」カテゴリの記事
- シネDマウントレンズ色々 その4(2011.11.11)
コメント