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NEX用の30mmF3.5マクロを持っていたので、今更ソニーαの30mmは要らないと思っていたのですが、あまりの安さについポチッと。
で、手許に来たものを見ると、全く別物ですね
大した差ではないですが、まず開放絞りが、F2.8とF3.5
DT30mmF2.8の方は、ピント合わせでレンズが繰り出されるし、駆動音がかなり大きい。それに比べE30mmF3.5は、全く伸びないし静かな物です。
NEX-5Nとα55に装着
さて撮り比べと行きたいところですが、例のごとく真面目に構図を整えたり撮影条件を合わせるなどと言うのは不得意な私ですから、一緒に持ち出しただけで、似たようなシーンをいいかげんに撮っただけです。
とりあえず一応、並べておきます。
そうそう、写真を見比べて解かったのですが、短・中距離の撮影ではNEX用の方が画角がわずかに広いのですよ。たぶんインナーフォーカスのせいなのでしょうね、実質的な焦点距離が短くなってしまうと言うことのようです。
使勝手と言うことになると、よりコンパクトで狭い空間にも割りこんでいけるNEX+E30mmの方がマクロ撮影には有利な気がします。
しかし、被写界深度を深くしたい場合などは、ボディー内手ぶれ補正の機能が付いたα55V+DT30mmの方が歩留まりが良さそうですよね。
レンズ単体ではなく、ボディー要件の影響の方が大きいですね。
まあ、どちらにしても換算45mm相当では、等倍付近の撮影はレンズ先端から被写体までのワーキングディスタンスが短すぎて、使いづらいと言うのが本音です。
やはりこの長さのマクロレンズは、「標準レンズとしてスナップも出来ますよ、そのまま近付いて超アップも撮れますよ」と言う写真講座入門用的存在に思えますね。
でも、安くて軽くて良く写るから、持っていて損は無いレンズですよ。
ペンタックスKマウントと共通なので、リコーのレンズが試してみたくて、以前から探していたのですが、あまり出回っていないのですね。たまに見つけても異常に高値で、中々買えそうなものがありませんでした。
そこへ、ボディー付きで20K!?(ボディーといってもケンコーなので、新品でも5Kですから、ほとんどレンズの値段だけ)
つい、ポチッと。
XR RIKENON 45mmF2.8です
45mmF2.8のパンケーキレンズというとニコンにもありますね。ペンタックスの方は40mmF2.8でしたから、同じKマウントでも競合しないようにうまく売っていたと言うことでしょうか?
と、そこへもう1本、RIKENONが・・・
28mmF2.8です
あれ?こちらはペンタックスにも同一スペックのレンズがありますね。別に競合したって構わないじゃないかということ?
で、まずはデジタルで使ってからと思いK-7に付けたのですが・・・
いちいち例のグリーンボタンを押しての測光が面倒でして、これならフィルムカメラでも同じだなと言うことで、すぐにフィルムをカメラに入れました。
試し撮りに出発
RIKENON45mmF2.8
RIKENON28mmF2.8
リコーのレンズ、良いですね。中古市場で値段が高いのは、玉数が少ないからだけじゃないのですね。
しかし、ケンコーカメラのファインダーでは疲れました。ピント合わせに苦しんだ挙句、露出計もなんだか頼りないので、「これでよいのか?」と、なんども見直しながらの撮影でしたから。
久しぶりにマニュアルカメラがジャンクかごに入っていました。
見たところ大きな傷も無く、ミラーもファインダーも綺麗で、フィルム室も全く問題なさそうでした。
しかも、4LR44と言う、あまり普通ではない電池なんです。電池を買って試してみて、動かなかったら他に使えるカメラを持っていないので無駄になります。
でも「この美品を置き去りにはできない」と思い、とりあえず持ち帰ってしまいました。
「4LR44と言うことは、LR44を4個重ねて6Vの電池にしたものでしょう」と言うことで、手持ちのLR44を入れてみると、あれ?寸法が2~3mmほど足りません。
それでも、ちょっと裏技を使って導通させてみると、やっぱり動きましたよ!完動品です。
撮れた写真です。
とても綺麗に撮れるので、うれしくてついまたFDレンズが(もちろんジャンク品ですが)増えてしまいました。
AGFABOXカメラの写りがかなり良い感じに思えたので、別のAGFAカメラを手に入れてしまいました。
”Agfa SILETTE” 「アグファ ジレッテ」
レンズは”COLOR APOTAR 45mmF2.8”
最初は「カラーアポランター」と見間違えました。
最高速:1/300秒のレンズシャッターが付いています
距離計も露出計も付いていませんが、35mmフィルムで、巻き上げ時のセルフコッキングは付いています。当然二重露光防止機構になっています。
試しに、単体距離計を付けてみたりして
とにかく、レンズ以外は何も特殊な機構が無い感じのカメラなんですが・・・。
さて、期待のレンズの撮影結果は
撮影結果は非常に優れていて、最近のデジカメと比べても遜色のない写りですね
例えば、
AGFA
ここのところ毎朝冷え込んで、気温はマイナス続きです。
実は先々週のことですが、あまりに寒かったので温度計を外に出して見たら・・・
なんとマイナス7.4℃でした。こんな時計についている温度計ですから精度は高くは無いでしょうが、気象庁のデータ並みだったんですね。
その後の2週間、朝の気温はほとんど氷点下が続き、庭には霜柱が立ち、歩くとザクザクとなりました。
これが日中になると溶けてぐちゃぐちゃで、靴が泥だらけになってしまい困ったものです。
でも寒さのおかげで、良かったこともありましたね。太陽光発電の効率が良いのですよ。
ソーラーセルのカタログ公称値5.7KW、パワーコントローラーが5.5KWタイプで、
5.5KWの過去最高値を記録
設置業者いわく、「カタログ表記はパネル単独での出力を謳っているので、様々な抵抗がある回路全体では、5KWは出ないでしょう。」と言うことだったのです。
電子回路は温度が高いと抵抗が増しますから、この出力の高さは寒さのおかげかなと思いますよ。
その後も日中の日差しが良い時は、正午からの1時間で5KWHオーバーを記録しました。
しっかり発電していますよ。ありがたいことです。
ボルタ判のことを色々と調べていたら、ネット中古に面白そうな物がありましたので、手に入れてしまいました。
先日のSTART35に良く似ていますが、こちらは24×36mmサイズで少し大きいです。
向って右がEBONY、左がSTART
後ろのコンデジと比べるとわかりますが、どちらも十分にポケットに入るサイズですよ。
それで、撮影結果は
レンズの解像度が低いのか?それともピントが不良なのか?さらにシャッター速度も予想外に遅いのか?しゃっきとした写真が撮れません。
このカメラについては、しばらく空シャッターを切ったりレンズを磨いたりしてから再挑戦ですね。
もう一台、ANNY SP
これも、24×36mmフォーマットです。ペンタックスSPをモチーフにしたおもちゃカメラだそうです。
一応、中古美品として買ったのですが、実はジャンク品。
光漏れがありました。
レンズの解像度はありそうです
絞りを開けました
絞りを締めました
この光漏れは、プラスティックボディー本体のつなぎ合わせ部分がうまく接着されておらず、極々小さなスリット状の隙間が開いていたのです。
「今時の樹脂成型技術なら、一体成型出来てしまうだろうに、昔はこんなところで接着していたのか!」と、なんとなく感慨深く、納得してしまいました。
さらに、レンズ部分がねじ込み式で外せるのですが、ネジの内部が割れていて固定が甘くなっていました。私と同じような物好きの誰かが、分解しかけて壊したのでしょうね。
私の持っていたNOBLE35も同じように壊れて(壊したのは私ですが)います。
昔の樹脂ですから、強度や耐久性のレベルが低いのでしょう、しかも経年劣化しているでしょうから、当然の状況だと思います。販売店も実際に使って確認していないでしょうから、こんな不具合には気が付いていないでしょうね。
これもまたいずれ修理して見ましょう。
ついでに、START35の写真も
一番小さくて安いカメラが、一番うまく写りますね。まあ、中古あさりで楽しんでいるわけですから、こんなところでしょう。
以前記事にしたNOBLE35と同じボルタ判のフィルムカメラを入手しました。
”RICH-RAY”です
名前の下に”35”、”SUPER”、”START”と謳ってあるのですが、どういう順番に読むのか?
”35”はフィルムの幅のことでしょう。”SUPER”は他に標準タイプがあるのかな?”START”は初心者向けという意味だったりして。
とにかく小さなカメラです。よくもこれだけ小さく出来たなと感心しますよ。やっぱり手の小さな子供向けカメラだったのでしょうかね?
隣にIXY DIGITALをおいてみました
レンズの焦点距離の関係で厚みはしかたないでしょうが、35mmフィルムと同じサイズを詰め込んでこの縦横寸法に収めてしまったと言うのに驚きです。
絞りは固定、シャッター速度も単速とバルブの選択のみです。
背面の赤窓を見ながら巻き上げノブを回して、裏紙に印刷されたコマナンバーのところで巻き上げを止めます。
シャッターは二重露光防止などという機能は無く、何度でも押せてしまいますから、撮影し終わったら次のコマまで巻きあげておくと言う「癖付け」が必要です。
私は、ボルタ判を大昔に使った経験があるので、こんなカメラでも臆せずに使ってしまう訳ですが、今時のデジタルカメラや、フルオートフィルムカメラしか経験のない方では、ちょっと敷居が高い「おもちゃカメラ」に思えます。
でも所詮道楽と割り切れる方なら、まともに写らないと言うところで楽しめるのですがね・・・。
さて、撮影結果ですが、カメラが小さいこともあって、手ぶれの頻発でした。
ピント位置が案外遠く、5m~∞程度に思えます。
ちなみに、NOBLE35の方はレンズ位置を前に少しずらしてあるので、1m位から使えるのですが・・・
あ!このカメラ、24×24mmフォーマットですね。それで横幅が小さく出来ているのか!と、ちょっと納得。
とてもコンパクトなので、天気の良い日にポケットに放り込んで出かけて、「気軽に撮影できるかわいいカメラ」といきたいのですが、とにかく手ぶれし易いので慎重に扱わないとダメなようです。
ボルタ判フィルムの準備は出来ていますので、また天気が良くなったら持ち出してみましょう。
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