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2012年7月14日 (土)

ピンホールレンズのその後のその後

前回ピンホール部分の厚みを削っても描写に変化がなかったので、ではやはり孔径が問題なのかと思い直し、調べてみました。
R1007323_1

と言っても、0.0?mmの孔径を測る道具は持っていません。
それで思い付いたのが、シャッター速度と焦点距離の関係を見比べることでした。
同じ孔径ならば、ピンホールから撮像面までの距離が2倍になれば適正な露光時間は4倍になるはずです。

そこで、同一シーンでの各レンズの露光時間を調べると
Photo

思った通り、画質が良いと感じた28mmタイプだけが、露光時間が飛びぬけて長いのでした。
と言う訳で、ほかの物は孔径を小さくすることを考えなければなりません。

とりあえず料理用のアルミ箔でレンズの孔を塞ぎ、針で突いて孔を開けました。
R1007320_1

文字通りのピンホールなんですが、孔径寸法がいくつになったというのは判りません。たぶん元の孔より小さくなっただろうと言う感じです。


撮影結果です。

画質がいまいちだったライカM用18mm(実質16mmほど)タイプの孔径を縮小
Dsc0213616mm_1

ヘリコイドアダプターで5mm前へ(21mm程度)
Dsc0213721mm_1


画質が良かったオリジナルのままのライカM用28mmタイプ
Dsc0213828mm_1

ヘリコイドアダプターで5mm前へ(33mm程度)
Dsc0213933mm_1

と言う具合で、画質の差が無いところまで小さく出来たようです。

しかし、どのレンズも同じようには孔が開けられず、変な写りになった物も・・・

NEX用9mmタイプの孔径縮小
Dsc021349mm_1

こちらは、なんだかわけのわからない写り方になってしまいました。もう一度孔のあけ直しが必要ですね。


ついでにフィルムカメラの方も

IKON+ライカM用18mmタイプ
Scnikonrisingpinhole0040_1

IKON+ライカM用28mmタイプ
Scnikonrisingpinhole0039_1

同じ順番で
Scnikonrisingpinhole0042_1

Scnikonrisingpinhole0043_1

と言う具合で狙い通り画質差が無くなりました。後はアルミ箔をもっと耐久性のあるものに置き換えたいのですが、はたして手ごろな材料があるのか悩ましいところですよ。

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