ピンホールレンズのその後のその後
前回ピンホール部分の厚みを削っても描写に変化がなかったので、ではやはり孔径が問題なのかと思い直し、調べてみました。
と言っても、0.0?mmの孔径を測る道具は持っていません。
それで思い付いたのが、シャッター速度と焦点距離の関係を見比べることでした。
同じ孔径ならば、ピンホールから撮像面までの距離が2倍になれば適正な露光時間は4倍になるはずです。
そこで、同一シーンでの各レンズの露光時間を調べると
思った通り、画質が良いと感じた28mmタイプだけが、露光時間が飛びぬけて長いのでした。
と言う訳で、ほかの物は孔径を小さくすることを考えなければなりません。
とりあえず料理用のアルミ箔でレンズの孔を塞ぎ、針で突いて孔を開けました。
文字通りのピンホールなんですが、孔径寸法がいくつになったというのは判りません。たぶん元の孔より小さくなっただろうと言う感じです。
撮影結果です。
画質がいまいちだったライカM用18mm(実質16mmほど)タイプの孔径を縮小
ヘリコイドアダプターで5mm前へ(21mm程度)
画質が良かったオリジナルのままのライカM用28mmタイプ
ヘリコイドアダプターで5mm前へ(33mm程度)
と言う具合で、画質の差が無いところまで小さく出来たようです。
しかし、どのレンズも同じようには孔が開けられず、変な写りになった物も・・・
NEX用9mmタイプの孔径縮小
こちらは、なんだかわけのわからない写り方になってしまいました。もう一度孔のあけ直しが必要ですね。
ついでにフィルムカメラの方も
IKON+ライカM用18mmタイプ
IKON+ライカM用28mmタイプ
同じ順番で
と言う具合で狙い通り画質差が無くなりました。後はアルミ箔をもっと耐久性のあるものに置き換えたいのですが、はたして手ごろな材料があるのか悩ましいところですよ。
« Rollei 35S その3 | トップページ | Rollei 35S その4 »
「フィルムカメラ」カテゴリの記事
- ノクトンクラシック40mmのシングルコートの続き(2020.06.02)
- 久しぶりにフィルムのカメラで(2020.04.23)
- 久しぶりのLC-Wide(2017.03.20)
- Cビオゴン35mmF2.8ZM の続きの続き(2016.12.27)
- キヤノンDemiの再来(2016.12.25)
「Sony NEX-5N」カテゴリの記事
- 56mmレンズ(2015.11.15)
- 雨間の桜(2015.04.05)
- SAMYANG 12mmF2 その2(2015.02.23)
- シグマ60mmF2.8(2014.08.10)
- ペトリ→NEXアダプターをでっち上げ(2014.04.23)
コメント