アストロトレーサー
ペンタックスから面白いアクセサリーが出ていたのですね。
http://kakaku.com/item/K0000258936/
星の撮影を普通の三脚で行うと、長時間露光によって円弧状に星の軌跡が写ってしまいますが、ペンタックスのカメラは撮像素子を動かすタイプの手ぶれ補正機構なので、これをうまく転用して、星の動きに追従させてしまおうと言う発想なんです。
アクセサリとして追加する物はGPSユニットだけです。
GPSでカメラの置かれた経緯位置を測定し、レンズの向いている水平・垂直方向の角度を読み取って、さらに搭載されたレンズの焦点距離情報を加えて、撮像面上の星の動きを演算し、その動きに合わせて撮像素子を動かしてしまうと言うことなんです。
理屈は解かりましたが、ものすごく微妙?微少?な要件?条件?をどこまで精度良く制御できるのか?とてもマユツバな感じがするのも確かなんですよ。
でも面白そうなので、ちょいとクリックしてしまいました。
さて、いざ使おうとなったら、撮影前にたいそうな儀式が必要でした。
カメラにレンズとGPSユニットを付け撮影モードをアストロトレーサーの撮影状態にした上で、前後左右上下の3軸方向に回転させてやるのです。
これで、地磁気や機材の磁気状況を把握して、より正確な測位測角が出来るらしいのですが、レンズが替わるとまたやり直しが必要なのです。
近くに磁気に影響する物があると、カメラの設置位置を少し換えるだけでも影響しそうです。
三脚に取り付けるだけで条件が変わってしまうのではないかとも思えます。
とりあえず試し撮りしましたが、500mmの超望遠レンズでは何だかうまく止まりませんでした。そこで50mmにしたらそれなりに止まりました。
露光時間120秒
飛行機の軌跡が入ってしまいましたが星は止まっています
180秒
デジタルならではの星撮り機材ですね。
天体望遠鏡の赤道儀などに自動追尾などを組み込んだら10倍以上の費用だと思うので、ちょっと買ってみようとは思わなかったのですが、この金額で星を追いかけられるのですから、やすい物です。
もっと数をこなして見ないと判りませんが、私のようないいかげんな星撮り趣味の人間にはありがたい装置ですね。
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