KLASSE W
数日前、ちょっとだけ記事にしました富士フィルムのKLASSE W。
フィルムカメラでは最後かも知れないコンパクトフルオートカメラです。
発売当初は随分高価だと思いましたが、フィルム事情が悪化したここにきてかなり値下がりしました。
というより、デジカメに押されて売れないからシリーズモデルの種類が減って、とうとう今ではKLASSE Wのブラックしか市場に残っていないようです。
過去の電気式のコンパクトフルオートカメラは、寿命が短く故障しても修理出来ないとか、動いてはいるものの、正常に動いているのかわからないという部分が有って、中古市場では二束三文の投げ売りになっていましたよね。
「そんな物に大枚をはたいて、いったいどんな写真が撮りたいのか?世間のフィルムカメラ愛好家が絶賛するKLASSEのレンズの描写はどんなだろう?」という興味から、私も買ってみたのですよ。
28mmと言えば好きな画角ですし、かさばらないので最近ずーっと持ち歩いていたわけです。
ということで、どこかで見たようなシーンばかりですが貼り付けておきます。
絞り優先モードで出来るだけ開け気味にしていましたので、広い場所ではちょっとオーバー露光でしたね。
シャッター速度は1/1000秒が最速ですから、ISO100でも中々開放F2.8にはできないようです。
取説を読んだら、私の勘違いがありましたので、ちょっと訂正しておきます。
このカメラは、絞りに対してシャッター速度の制限があるようです。
F2.8では1/500秒以下、F5.6では1/750秒以下・・・、F16でやっと1/1000秒が可能なのでした。レンズシャッター機だとこんな制限が必要なんですかね?
そう言えばGXRでも似たような制限が有ったと記憶しています。
少し薄暗いところでは、オートではすぐにフラッシュが光ってしまいますが、絞り優先でF2.8の1/15秒とか1/8秒などとやって、ノーフラッシュでも頑張れます。
普段使いなら、オートのまま撮った方が、適正な絞りになって出来が良いですね。
評判通りこのレンズ、周辺に行っても無理な描写にならず妙な湾曲もないし、本当にしっかり写りますね。
いいかげんなカメラマンの私には、もったいない描写かも知れません。
« 無題 | トップページ | オイルサーディン? »
「135フィルムカメラ」カテゴリの記事
- 久しぶりにフィルムのカメラで(2020.04.23)
- ゾナー50mmF2 その3(2017.08.02)
- コンタックスⅢa(2017.07.14)
- キヤノンDial35 の続き(2017.07.04)
- キヤノンDial35(2017.07.03)
「KLASSE W」カテゴリの記事
- KLASSE W その後(2014.11.02)
- 好きな画角(2014.03.16)
- KLASSE W 2(2014.01.07)
- 28mm対決のつもりだったのですが(2014.01.10)
- KLASSE W(2013.12.25)
« 無題 | トップページ | オイルサーディン? »
コメント