Belair 5
BelAirカメラにはオプションとして35mmバックがあるのですが、現在販売中止のようです。
調べてみると、部品の成型が悪くフィルムに擦り傷が付くらしいのです。
在庫品すべてが不良だったらしく、新規の部品の目途も立っていないらしいのです。
面白い機材だと思っていたのに残念ですね。
でも、ちょいと裏技を使えば、120フィルムのカメラで135フィルムは使えるのですよ。
それで、使ってみました。
BelAir+58mmF8 (普通にスキャニング)
普通にスキャニングすると、24×103mmになってしまいます。
しかし、当然このようにもスキャニング出来ます。
こちらは、32×103mmのサイズに仕上がります。
どのような裏技かと言いますと、簡単です。
135フィルムのパトローネをフィルム室の中央程度の高さに置きまして、上下にコイン(10円玉でOK)を何枚か詰め込みます。
巻き取り側は、フィルムが真っ直ぐになるように、120フィルム用スプールにテープで固定します。
ただ、問題はコマ送りでして、120フィルムのように裏紙はありませんし、自動の巻き止めもありませんので、勘で巻き上げるわけです。
それで、やはりコマが重なる失敗をします。
それから、裏ぶたの赤窓を塞がないといけません。
簡単に黒色テープでふさいだのですが、赤外線が通り抜けたのか?それともテープがはがれて隙間が有ったのか?赤窓の影が写ったコマが沢山ありました。
最後に巻き戻しですが、これは例のごとくダークバックの中で手探りで行うことになります。
でも、ボルタ判のようにカットしたフィルムでは無いので、巻き取り側のスプールさえ外せれば、パトローネに巻き戻すだけですから簡単です。
ちょっと見は、凄いパノラマ写真ですが、レンズ自体が21mm相当と言うことなので、それほどの広角と言うわけではありません。
トリミングされて細長くなっているだけなんですよ。
でも、面白いでしょう。
それにフィルム代が安上がりですからね。36枚撮りフィルムで、うまくやれば10ショットくらいは撮れますよ。
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