SprocketRocket
その昔、なんちゃってパノラマのカメラがありましたね。
35mmフィルムの上下をマスキングして横長フォーマットに写したカメラです。
プリントもそれに合わせて、サービス判サイズを横長に2倍した物だったりしました。
ところで、フルパノラマカメラと言うものもありまして、上記の様なトリミングではなく、35mm判フィルムの2コマ分を一気に撮影してしまう物のことのようです。
レンズの焦点距離はいざ知らず、撮れた画像がフィルム上で24×70mm程度になっているものをフルパノラマと呼ぶらしいです。
そして、このようなフォーマットに対応するためには、レンズのイメージサークルが2倍必要になりますので、途端にレンズの値段が4倍以上になりまして、とても高価なカメラになってしまいます。
ですから、私のようないいかげんなカメラマンでは、そのような高級品を扱えるはずもなく、滅多なことでは入手できないのですよ。
ところが、あるんですね「ちょっとお試し価格」のパノラマカメラが。
”SprocketRocket”です。
撮れた画は、こんな感じ
さらにフィルムのパーフォレーションまで入って
30mmF10.8のレンズで横方向が2倍に写りますから約15mm相当の画角と言うことでしょうか。
しかしやはり、画質はおもちゃカメラと言いますか魚眼レンズぽく曲がっていますし、周辺は減光も流れもあって、まともな物ではありません。
今時のデジタルカメラの方が解像度などに関しては遥かに良いですからね。
でもこのあいまいな、アナログのところが面白くて、ついついフィルムを入れてしまうのですよ。
それで、このカメラを縦位置に構えると
中央部の解像度の良さのおかげで、上下のもやもやが気にならなくなりますよ。
要するに日の丸写真なんですが、極端な縦位置写真なので日の丸に見えないと言うことのようです。
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