フィルムカメラ雑感
12年前にEOS D60を購入して、デジタルがメインになってからもフィルムのカメラをたくさん買いました。
新品もあれば、中古品やジャンク品もあります。
実はデジカメでの撮影の簡単さが、だんだんつまらなくなって、フィルムカメラ、特に古い手動カメラの面倒くささが良くなってきたのです。
デジタルカメラは、撮ったその場で結果が確認できるし、撮影コマ数を気にせずにその場で何度も撮り直しも出来るので、写真の出来栄え自体は良くなったように思います。
でも、フィルムカメラのような、現像が上がってくるまでの期待と不安が混じった感覚が無くなってしまいましたよね。
その場の光の加減を見て、露出補正をどの程度加えるのかとか、F値を上げて被写界深度を深くすると、シャッター速度が遅くなって手ぶれを起すかも知れないとか。
そんな、ちょっとしたノウハウが、フィルムカメラの撮影にはあったのですが、デジタルでは撮影前にプレビュー出来るとか、直後に背面液晶で確認でるとか、手ぶれに関してもISO感度オートなどと簡単・便利な手段があったりして、カメラが勝手にやってくれる部分が多いわけです。
こんなことを書いている私自身も、中判カメラを使う時はそれなりに意識していますが、135フィルムのカメラですと、デジカメと混同してシャッターを押した後にカメラの裏ぶたを見てしまったりするのです。
所詮カメラは道具ですから、新しい道具の方が性能が良くなって便利になるのは解かっていますので、否定しているわけではないのですが、フィルムのカメラも捨てがたいのですよ。
撮影は、BESSA R2S+SC SKOPAR21mmF4でした。
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