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2016年6月28日 (火)

クロップ機能

ニコン機にもありますが、ペンタックスK-1にもAPS-C用レンズを使うためのクロップ機能があります。
これまでにデジタル用と称して、APS-C用レンズを沢山売ってしまったので、後から登場させたフルサイズ機でも使えますよという機能です。
しかもフルサイズ対応レンズでも、メニューから切り替えができるので、トリミングした形でより望遠的に撮影出来ます。
それで、実はK-1でクロップアップすると、焦点距離換算で1.5倍画角の15M画素の画像として出力されることになっています。

K-1+シグマ50-500mmOS(望遠端)
Imgp2049_1

クロップアップして(EXIFは765mm相当と表示されます)
Imgp2054_1

K5Ⅱs+シグマ50-500mmOS(こちらは750mm相当の表示)
K52s2166_1

上の写真を、同じ順番でピクセル等倍までトリミング
Imgp2049_2

Imgp2054_2

K52s2166_2

K-1のフル画像とクロップ画像ではピクセル等倍では同じ画が得られるわけです。
そして、K5Ⅱsが16M画素機ですから、ちょうどK-1のクロップ状態と同程度の解像画素になるのですね。
と言うことは、K-1があれば同じローパスレス機のK5Ⅱsはもういらいないのか?というと、そうではありません。
ファインダーが異なるのですね。
K-1は、ニコン機と同様にクロップアップしても0.7倍のままでファインダー内にフレーム枠が表示されるだけです。
K-5Ⅱsは0.95倍のファインダーで、しかもピントがとても見やすいのですよ。
鳥撮りなどの超望遠では、やはりファインダー倍率が高い方が使い易いですからね。
でも、三脚に据えてライブビューで使うと、この辺りは解消されてしまいます。
そうそう、α7などは初めからライブビューのEVFですから、フルで使ってもAPS-Cで使っても大きなファインダーでしっかり見えるのでした。
まあ、それぞれのカメラで、使い勝手と言うか使用目的の得手不得手があるわけです。
だから中々カメラの数が減らせないのですね。

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