3台目のリコーフレック
また1台リコーフレックスを手に入れました。
右側のモデルⅦMです。
中古屋さんのショーケースの隅っこの方で、忘れ去られたように置いてありました。
外観はあまり美しくはなく、動かないかもしれないと思いながら取り出して貰いました。
案の定、レンズやファインダーはそれなりに汚れていました。
ところが、このカメラのシャッターは、最高速1/300秒のタイプだったのです。
しかもそれらしく動作していました。
私が既に持っていたモデルⅦは1/100秒、モデルⅦSは1/200秒ですから、以前からこのシャッターのタイプが欲しいと思っていたのでした。
値引き交渉をすると、「委託品」とのことで、全く応じられないとのこと。ちょっと高いなぁ?とぼやきながら持ち帰ることになりました。
そして、適当にレンズやファインダーの掃除をして、早速フィルムを入れてしまいました。
しかも、1/200秒のⅦSの方にも同じフィルムを入れたのでした。
最高速の差がどれほど効いてくるのかを撮り比べです。
ⅦM、最高速1/300秒、絞り開放
ⅦS、最高速1/200秒、絞り開放
ⅦM、1/100秒、絞りF5.6
ⅦS、1/100秒、絞りF5.6
別々のスキャンでは判りにくいですから、2つのフィルムを同時に撮影
左がⅦS、右がⅦMで、シャッター最高速
絞って、1/100秒
結論から言うと、1/200秒と1/300秒の差が本当にあるのかよく判りません。
ⅦMの方が速めのシャッターで、少しアンダーに撮れるはずなのですが、逆になっているような気もします。
もう少し別のシーンで比べて見ても
1/200秒と1/300秒の差が有るような?無いような?
それより、ピント目盛りがずれていることに気が付いてしまいました。
ⅦMは3m程度の目盛り位置で遠景にピントが合ってしまいます。
目盛りの無限遠ではレンズが後ろに下がり過ぎているのです。
目盛りを信じるのか?ピントグラスを信用するのか?迷いましたが、最終的にピントグラスで行こうと決めて、12コマまで撮り切りました。
以下モデルⅦMにて
正解でしたね。
しかし、どうやって目盛り位置を修正するのかよく判りません。
暇な時に、ゆっくりと分解してみるのでしょうが、いつになることやら・・・。
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