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2020年6月 5日 (金)

smc PENTAX-A 50mmF1.7 の続き

前の記事で折角、2本並べたので撮り比べてみました。
カメラはペンタックスK-1
Aタイプにて、絞り開放
K_1p6141smca_1
Mタイプにて、絞り開放
K_1p6137smcm_1
同じ順番で、絞ってF4
K_1p6143_1
K_1p6139_1
絞り開放では、同じシャッター速度なのですが、絞り込むとシャッター速度が異なりました。
開放測光とグリーンボタンの瞬間絞り込み測光の差がありますし、後でEXIFデータを見ると、Mタイプレンズの測光方式は中央重点測光に勝手に切り替わるようなんです。
次は、逆光でみてみます。順番は同じで
K_1p6155smca_1
K_1p6158smcm_1
K_1p6157_1
K_1p6160_1
ほんのわずかですが、Aタイプの方がフレアーで白っぽくなっていますね。
やはり内部の曇りの影響があるようです。
そのせいか分かりませんが、絞り開放でもシャッター速度が異なってしまいます。
数回試しても同じようでしたから、測光方式の違いとフレアーの影響がシャッター速度にも表れているようです。

そこで、アダプターを使ってα7RM2で比較してみました。
こうすれば測光方式は同一にできますので、理解しやすくなるはずです。
まずは順光で、同じ順番
A7r07402a_1
A7r07407m_1
A7r07404_1
A7r07409_1
逆光では
A7r07412a_1
A7r07417m_1
A7r07414_1
A7r07419_1
やはりAタイプは、絞り開放でフレアーが出ますね、曇りガラスですから仕方ありません。
しかしそれぞれのF値に対してシャッター速度は同じ値で撮影できました。
2本のレンズは、ほぼ同じ構造の物だと言えそうです。

ところで、当然と言えばそうなのですが・・・、アダプターで使った場合、事前絞り込み測光ですから、撮影前から所望の位置に羽が固定された状態で、そのまま測光して、そのままシャッターが切られるという事なんですね。
このやり方が、いかに安定して撮影できるかという事なんですよ。
これまでの1眼レフカメラは、ピント合わせのためにレンズは常に開放状態で待機していて、シャッターをが切れるときに瞬間的に絞り羽が動いて所望の値に絞り込むという動作をしているのですが、メカニカルの部分は摩擦があって、うまく動かないことがあるのです。
特に、ジャンクレンズなどは錆ていたり、油が回って粘っていたりするものですから、同じ条件で使ってやっても毎回ばらついて安定しないことが良くあります。
今日の2本もそれなりに古くてジャンクの仲間ですから、瞬間絞り込みは不安ですが、事前の絞り込みなら問題なく使えますね。

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