キヤノンのマニュアルフォーカスのレンズ:FDマウントは、現在のEOSマウントとは互換性がありません。
またフランジバックが短いのでマウントアダプターで使いまわしができるデジタルのボディーが少なかったので、中古市場でも性能の割に安価だったのです。
そこへパナのG1が発売されて、皆さんこぞってFD-M4/3アダプターで遊び始めたのですね。
私はFDレンズを1本も持っていなかったのでこれまで手を出さずにいましたが、先日の「なんでも10円セール」で購入したジャンクレンズの中に数本のFDレンズがありまして、とうとうFDマウントにも進出と言うことになりました。
早速試してみようと、レンズをカメラにあてがってみるのですが、このFDマウントと言うやつはちょっと厄介なんですね。ボディーに装着状態にしないと絞り環の操作に羽が連動しないのです。色々と裏技的な工夫をすれば使えそうなのですが、面倒臭いので既成のアダプターを購入することにしました。
マイクロフォーサーズでも良かったのですが、折角だから素子の大きな方にしようと言うことで、FD-NEXアダプターが到着しました。
コムラノン 38-70mmF3.8
ズーム位置を変えても絞りこんでみても、フレアーっぽくなってしまいますね。レンズ自体を覗きこむとそれなりにカビやらクモリやらがあってジャンクレンズになっています。
コムラーは、テレモアというコンバージョンレンズを持っていますが、今ではずいぶん珍しいメーカーですね。このレンズは、タムロンのようにアダプトールマウントになっていました。
キヤノンFD100-300mmF5.6
中玉にカビもあるし、ピントリングもスライド式ズームもガタガタ、すかすか、引っ掛かりがあったり、ぶつけて凹んでいたりとジャンク品なんですが、写してみると前のコムラーよりしっかり写ります。
キヤノンFD50mmF1.8
さすがに単焦点レンズです。10円ではありませんでした。しかしこれもリングが破損していてほとんどジャンク品。
ジャンクレンズの場合、キャップが付いていないことが多いので、後から汎用品を買うことになります。
で、キャップ代が意外と高かったりして、「餅より粉」のことわざのようになってしまいました。
アダプターについても、中古のAE-1を買った方が安かったりしますから、本当に道楽ですよね、レンズ遊びは。
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