Ｆ１６で１／４秒固定

ロモのスピンナー３６０°に電動モーター駆動のオプションがありました。




リモコンで離れたところから操作できますので、自分撮りも出来ます。


フィルムが続く限り３６０°以上にどんどん回すこともできます。


逆に３６０°以下でも好きな所で止めることもできます。


でも、モーターの回転が乱れて、途中で露光具合が変わったりします。


更に困ったことに、シャッター速度が１／４秒相当だけなので、目いっぱい絞ったＦ１６でもＩＳＯ１００フィルムでは日陰でなければ使えません。


更に、更に、もっと困ったことがありました。それはカメラぶれなんです。
電動モーターで安定して回っていると思ったら大間違いでして、ゴムバンドで連結されているフィルムの巻き取りスプールとフィルムのテンション加減で、ゴムバンドが微少な伸び縮みをして振動するらしいのです。


縮小画像では気になりませんが、ちょっと拡大して見ると回転方向（横方向）に延々とぶれていることが判ります。


時折、ぶれずに滑らかなところもあったりしますけれど。


雲台を外したごつい三脚に換えてみましたが、カメラ自体がぶれてしまうのですから、どうしようもないですね。

ＳＰＩＮＮＥＲ ３６０°

このカメラのシャッター速度は１／１２５～１／２５０秒となっています。速く回転すればシャッター速度も速く、遅く回転すればシャッター速度も遅くなります。その回り具合は、フィルムの銘柄や巻かれ具合、気温や湿度の状態などに影響されるようです。更に撮影者の支持具合にもよるようです。

リバーサルフィルムのＩＳＯ１００です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

絞りは、Ｆ８とＦ１６の切り替えができます。快晴ならＦ１６、少し雲がある場合はＦ８、曇り空や夕方ならＩＳＯ４００のフィルムでと言う感じですかね。室内ならＩＳＯ８００のフィルムでと言う選択もありそうです。

日中屋外では明暗差が大きく、絞りの設定に悩みますね。

Ｆ８　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

Ｆ１６　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　




Ｆ８　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

やはりこの日はＩＳＯ１００ならＦ８にしておくべきでしたかね。

３６０°ストリートショット？ その２

思いついてしまいました。交差点の真ん中です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　








住宅街の方が面白いかな？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　





ところで、ネガフィルムの場合、フィルム送りのパーフォレーションが入ると、スキャニングが変になります。手動調整を色々と施して上の程度に色が出てきます。

パーフォレーションの内側だけを読み取るなら自動でもこの通り問題なし。


ところがポジフィルムの場合、パーフォレーションはあまり関係なく読めてしまうようです。










機械任せの読み込みですが、どれも自然な感じです。

フィルム１本で８ショットしか撮れないカメラですが、色々と構図を悩んでみたり、後からレタッチでなやんでみたりと、撮る前と撮った後でしっかり時間がかかって楽しめると言うことですね。

回り過ぎ？その３

面白いので、どんどん回していたら、益々よく回るようになりました。

晴天時の林の中では、コントラストが強すぎてスキャナーやレタッチソフトの難度が高いです。

回り過ぎ？ その２？

快晴、ＩＳＯ４００でも、回転さえ速ければそこそこの露出条件が出せるのです。

あれ？回り損ねた？でもなんとなくうまくスキャナーで取り込めている。


スキャナーの条件を色々と調整して、また後処理のレタッチでも補正してやりました。

どうやら、ネガフィルムの許容力の大きさに助けられているようです。

しかし、うまく撮れば９ショットと以前書きましたが、しっかり回転させると、やっぱり７ショットしか出来ず、最後の余りは０．３ショットでした。　　　　　

回り過ぎ？

軸をぶらさないようにと、一脚を付けて使ってみました。

よく回ります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

回り過ぎて、３６０°を大幅に超えてしまいました。　　　　　　　　　　　　

快晴なのにＩＳＯ４００のフィルムでは露出オーバーばかりだろうと思っていましたが、よく回ると言うことは、シャッター速度が速いと言うことでした。

ＩＳＯ４００でも、Ｆ１６、１／２５０秒程度の露出条件ならこれだけ写ると言うことですね。

おかげで、８ショット出来ずに７ショットになってしまいました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

３６０°ストリートショット？

ＳＰＩＮＮＥＲ　３６０°を持って街へ！？　　　　　　　　　　　　　　　　　　

街角でくるくる回すのはなかなか大変です。

何が大変かと言うと、肖像権に配慮して人物を鮮明に写さないようにすることが一つ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

もうひとつは、大げさな三脚は使えないので、手持ちでも回転の軸をぶらさないようにすることなんです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

それから、一本のフィルムで８ショットしか撮れませんから、やたらにはくるくる回せないのですよ。

じっくりと仕上がりの構図を予想して、回さないといけません。　　　

本当に大変なんですから。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

人物を入れずに街を写し撮るのは。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

まあ、これだけ広角で撮っていますから、小さくて肖像権の心配はなさそうですがね。

３６０°以上

”ＳＰＩＮNＥＲ　３６０”は、回転速度を速めにして、また軸をぶらさ無いようにうまく回転させると、３６０°以上撮影できます。

ソニーＮＥＸに１６ｍｍレンズとフィッシュアイコンバーターを付けてなんとか３６０°の撮影をしようと何度もくるくるやっていると、

大抵は、３６０°にちょっと足りない場合が多いのですが・・・　　　　　　　　　　

本当に偶にですが、３６０°以上のパノラマ撮影が出来ることがありました。　　　

はっきり言って、やりすぎて目が回っています。

３６０°スウィング

ＨＯＲＩＺＯＮのスウィング１２０°撮影を体験したら、「もっと長くスウィングすればもっと広角に撮れるよなぁ～」と思っていました。

そこへ変なカメラの情報を見つけてしまいました。３５ｍｍ判フィルムで３６０°連続のパノラマ撮影が出来ると言うのです。

これはもう、興味津々。”ＳＰＩＮＮＥＲ　３６０°”早速入手しました。　　　　　　　　　　　　　　　

とりあえず庭先で一回転　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ちょっと傾くとサインカーブに波打って撮れます　　　　　　　　　　

どうやら勢い余って、３６０°以上撮影できるようです　　　　　　　

スキャナーの都合で色具合がうまく読み込めませんが、

実は、上下もここまで写っているのです　　　　　　　　　　　　　　　　　

レンズの焦点距離は２５ｍｍ、明るいところでＦ１６ならパンフォーカスに写ってしまいます。うす曇りでは２段開けてＦ８。シャッター速度（露光時間）はスウィングの回転速度の加減で変わってしまいます。ネガフィルムの性能に助けられて、運良く写っていると言う感じでもあります。

構え方でこんなことも　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

当然、こんなことも　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

手で支えているので途中で軸が傾いたりもします　　　　　　　　　　　

これは、かなりの数をこなさないとまともな写真は撮れそうにありませんね。でも３６枚撮りフィルム１本で８ショットしか撮れませんから、うっかり回すわけにもいきません。

撮影方法も原理も少し異なりますが、ソニーのスウィングパノラマも同じ様に撮れますから、少しトレーニングしてから使った方が良いのかな？